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[port139:00261] Windows 2000 における QFE(Hotfix) の適用方法メモ



Port139 伊原です。

OpenTalk 東京・大阪と出席していて、QFE(hotfix) に関連した質問が
多く出されていましたので、そこで得られた情報などを元に簡単なメモ
を作ってみました。
間違い等ありましたらご指摘ください。内容に関しては無保証です。


Windows 2000 における QFE(Hotfix) の適用方法メモ

□QFE(hotfix) はリリースされた日付順に適用する

例えば、hotfix1、hotfix2、hotfix3 という順番で修正モジュール
がリリースされた場合、基本的には以下の順序で適用を行うことが、
Windows NT 4.0/2000 では推奨(サポート)されている。

  hotfix1
    ↓
  hotfix2
    ↓
  hotfix3

ただし、Windows 2000 では WFP などの機能により hotfix に含ま
れるファイルのバージョンチェックが自動的に行われる。この為、
推奨はされていないが以下のようにリリース日付に関係なく適用を
行ってしまっても基本的には問題ない。
注)Windows NT 4.0 はこの仕組みがないのでこの方法は問題がある.

  hotfix1
    ↓
  hotfix3
    ↓
  hotfix2

□QFE(hotfix)が再リリースされた場合

QFE は新たな脆弱性や不具合により再リリースされる場合がある。
例えば、hotfix1、hotfix2、hotfix3 という順番で修正モジュール
がリリースされた後、hotfix2 が再リリースされるようなケースが
まれに発生する。
この場合には、再リリースされた hotfix2' を再度適用すればよい。
Windows 2000 の場合には hotfix2' に含まれるファイルのバージョ
ンチェックが自動的に行われる為、更新が必要なファイルのみが反
映される仕組みになっている。

  hotfix1
    ↓
  hotfix2
    ↓
  hotfix3
    ↓
  hotfix2' 再リリースされた版

□QFE(hotfix)を一括適用し再起動を 1度に押さえる

QFE は適用を行うと再起動を求められる。再起動は使用中のファイ
ルを更新するなどの理由により、適用したモジュールを有効にする
為には必ず必要となる。
QFE は再起動を行わずに連続して適用することができる。
QFE をリリースした順番で連続適用した場合には問題ないと思われ
るが、場合によっては使用中のファイルが古いもので更新されてし
まう危険性が KB に記載されている。
この為、QFE を連続して適用し 1度の再起動で済ます場合には以下
の KB を参考に Qchein.exe の利用を検討する必要がある。

Use QChain.exe to Install Multiple Hotfixes with Only One Reboot
http://support.microsoft.com/support/kb/articles/Q296/8/61.asp

なお、QChain.exe は日本語版上でも動作するものの、正式サポー
トの対象ではない(2001/5/30時点)ので自己責任で利用すること。

□サービスパックが新たにリリースされた場合

例えばサービスパック 1 に複数の QFE を適用してある状態に対し
てサービスパック 2 を適用した場合、アプリケーションの追加と
削除にある適用済みの QFE リストは全て削除される。
この為、すでに適用してあった QFE(hotfix) のうち、最新のサー
ビスパックに含まれていないものは再度適用し直す必要がある。

  サービスパック1
    ↓
  hotfix1
    ↓
  hotfix2
    ↓
  hotfix3  --> サービスパック2 には含まれていない
    ↓
  サービスパック 2
    ↓
  hotfix3 再適用

注)
例えば、Q293826_W2k_SP3_x86_ja.exe には asp.dll が含まれる
がこのファイルの MD5 値は以下のようになっている。

  Q293826_W2k_SP3_x86_ja.exe に含まれる asp.dll
    MD5:690f0b531c19be6c4cd643cd4af905ab

この QFE(hotfix) をサービスパック1 システムに適用した後、サ
ービスパック 2 を適用する。Q293826_W2k_SP3_x86_ja.exe はサ
ービスパック2 には含まれていないので、再適用する必要がある
ケースに当てはまる。

サービスパック2 に含まれる asp.dl_ を展開して得られる
asp.dll の MD5 値は以下のようになっている。

  サービスパック2 に含まれる asp.dl_ を展開した asp.dll
    MD5:521dc23ec5234de8a428e474c65ece1b

しかし、サービスパック2 適用直後のシステムにおける asp.dll
の MD5 値は Q293826_W2k_SP3_x86_ja.exe に含まれる asp.dll 
と同一である。
この為、最新のファイルはそのまま残ってはいるものの、アプリ
ケーションの追加と削除からは QFE のリストが消えてしまう。
適用済みの QFE(hotfix) を確認しやすくするという意味で再適用
した方がよい。

□サービスパックを再適用した場合

最新のサービスパックを適用した場合と異なり、例えばサービス
パック1 の適用後に QFE(hotfix) を適用し、再度サービスパック
1 を適用した場合でも、アプリケーションの追加と削除にある適用
済みの QFE リストは削除されない。(QFE の再適用は不要)

  サービスパック1
    ↓
  hotfix1
    ↓
  hotfix2
    ↓
  hotfix3
    ↓
  サービスパック1

□QFE(hotfix) が含まれるサービスパック番号の識別

QFE のファイル名には、そのファイルがどのサービスパックに含ま
れるのかを示す番号が記述されている。
例えば、qXXXXXX_w2k_sp2_x86_ja.exe というモジュールの場合、
sp2 という文字によりこの修正モジュールはサービスパック 2 に
含まれていることを示している。サービスパック2 が適用されてい
る環境ではこの QFE(hotfix) を適用する必要はない。
qXXXXXX_w2k_sp3_x86_ja.exe というモジュールの場合、sp3 とい
う番号が示すように、サービスパック3 に含まれる予定のモジュー
ルなので、サービスパック2 が適用されている環境ではこのモジュ
ールを適用する必要がある。

□累積 QFE(hotfix) について

QFE(hotfix) は過去にリリースされた QFE(hotfix) の内容を含む
形でリリースされるようになってきている。
例えば、hotfix1、hotfix2、hotfix3 がリリースされていた状態で
 hotfix4 が hotfix1-3 の内容を含む場合、新規に構築するシステ
ムでは hotfix4 のみ適用すればよい。

運用中システムの場合)

  サービスパック
    ↓
  hotfix1
    ↓
  hotfix2
    ↓
  hotfix3
    ↓
  hotfix4

新規構築の場合)

  サービスパック
    ↓
  hotfix4

□コンポーネントの追加時

コンポーネントを追加した場合、関連した QFE(hotfix) を適用す
る必要がある。
例えば、IIS がインストールされていないシステムで運用を行って
いる場合 IIS に関する QFE(hotfix) は適用する必要がない。

  サービスパック
    ↓
  hotfix1
    ↓
    ↓  ----hotfix2 は IIS 用なので適用しない
    ↓
  hotfix3

後日、IIS を追加した場合には、IIS 用の QFE(hotfix) を適用す
る必要がある。

  サービスパック
    ↓
  hotfix1
    ↓
  hotfix3
    ↓
    ↓  ----IIS のインストール
    ↓
  hotfix2



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