Last modified: Mon Apr 14 18:35:50 2014 +0900 (JST)
先日「Windows Update がうまくいかない」という相談を受けたので調査したところ、Internet Explorer の Secure プロキシの設定がされていなかったのが原因でした。
Windows Update では http:// の他に https:// な接続も利用するため、 Secure プロキシの設定が必要になります。プロキシ設定の詳細については「プロキシ設定: Internet Explorer for Windows」を参照してください。
Windows Update は BITS を利用するため、BITS が使用する WinHTTP のプロキシ設定も必要になります。 具体的手順としては、次のようにしてください。
まず、管理者権限で動作するコマンドプロンプトを起動します。
管理者権限のある利用者としてログオンします。
スタートメニューから [すべてのプログラム] → [アクセサリ] → [コマンドプロンプト] をポイントします。
右クリックし、[管理者として実行...] を選びます。
管理者権限で動作するコマンドプロンプトにおいて、WinHTTP のプロキシを設定します。
内容 | コマンド (全てを 1 行で入力してください) |
---|---|
WinHTTP のプロキシ設定を確認する | netsh winhttp show proxy |
WinHTTP のプロキシを設定する | netsh winhttp set proxy proxy-server="cache.st.ryukoku.ac.jp:8080" bypass-list="*.ryukoku.ac.jp;133.83.*" |
WinHTTP のプロキシを、Internet Explorer のプロキシ設定と同じ内容に設定する | netsh winhttp import proxy source=ie |
WinHTTP のプロキシ設定を消去する | netsh winhttp reset proxy |
通常は、Internet Explorer のプロキシを設定した後に netsh winhttp import proxy source=ie を実行するのがよいでしょう。
Windows Update は BITS を利用するため、BITS が使用する WinHTTP のプロキシ設定も必要になります。 具体的手順としては、次のようにしてください。
あるいは、次のようにしてください。
なお、上記手順を実行すると、「自動更新」が使えるようになります。
また、NOTE PC などを自宅と学内とで利用している場合は、自宅では、プロキシ設定を削除するようにしてください。あるいは、利用しているインターネット接続業者が指定する設定を行ってください。proxycfg コマンドを利用したプロキシ設定を削除するには、次のようにします。
上記設定を行ってもうまくいかない場合は、RINS 担当 (内線 7414) までご連絡ください。
Windows Update よりも機能が強化された、Microsoft Update を利用できます。Microsoft Update では、Windows OS に加え、Word や Excel といった Office 製品や、Microsoft Exchange などのサーバ製品についても更新できます。Microsoft Update の利用を強く推奨します。
Windows Update を利用している場合に Windows Update にアクセスすると、 ページの右側に「Microsoft Update へアップグレードしてください」という案内が表示されます。これに従って操作すれば、Microsoft Update へアップグレードできます。
Microsoft Update へアップグレードした後、Windows Update にアクセスすると、自動的に Microsoft Update にリダイレクトされるようになります。
Windows Update 総合情報 (Microsoft)
Netsh Commands for Windows Hypertext Transfer Protocol (WINHTTP) (Microsoft)