Last modified: Wed Nov 1 13:40:07 2000 +0900 (JST)
フルスクラッチの MS-DOS 互換 OS です。 残念ながら、FreeDOS(98) プロジェクトはまだ存在しないようです。 でもやるきがあればつくれるぞ! (PC-9801/9821 自体がなくなりつつあるけど……)
FreeDOS (Jp) では FreeDOS/V 暫定版が登場しています。
かの有名な MS-DOS 互換 OS である DR-DOS がベースです。 ちょっと前まで OpenDOS と呼んでましたが、DR-DOS に戻したようです。 非商用利用および教育利用では Free だそうです。 DR-DOS(98) は、やっぱりないみたいです。
昔 OpenNT と言っていたものです。 WindowsNT 上の UNIX 環境です。 なんと「UNIX」ブランドを獲得してしまうくらい UNIX です。 これは商品です。
Interix は Microsoft が買収してしまいました。今では Microsoft から販売されています。
Interix と似たようなものだと思うけど、 こっちは UNIX の本家 AT&T で、しかも作者は ksh の作者 David Korn 博士! U/Win の Mailing List でも Korn 博士自ら精力的に発言なさっています。 これも商品ですが、 開発、教育および評価目的では無料で利用できます。
NT/95 上の開発環境……というより「もうひとつの UNIX 環境」と 言ったほうがいいかも……です。GNU GPL ですから Free です。 beta20 になって GNU-Win32 から Cygwin と名前が変わりました。 相当安定してきたようです。
BSD 系 UNIX としては FreeBSD がいちばん多く使われているようです。 日本のユーザにとっては特に、FreeBSD(98) という PC-98x1 系で動く FreeBSD の存在が非常に大きいと思います。
FreeBSD の他にも、ソースコードが美しいといわれる NetBSD や、 NetBSD からさらに派生しセキュリティに力点を置く OpenBSD があります。いづれもフリーソフトウェアです。
商用サポートとしては BSD/OS というのがありますが、 今後 BSD/OS と FreeBSD はゆるやかに統合されていくようです。
Free UNIX という視点では、実は、世界的に見ると BSD 系の OS よりも Linux のほうが圧倒的に多く使われています。 日本では RedHat Linux、 TurboLinux、 Vine Linux、 Kondara MNU/Linux、 Debian GNU/Linux などが広く使われているようです。 RedHat Linux 日本語版と Vine Linux は合体しつつあるようです (?)。
Linux は、SMB や AppleTalk はもとより MS-DOS や NetWare との親和性も高いです。 Caldela のように自前の DOS を持っているところもありますし。
いわずと知れた Sun の戦略商品です。 新製品の Ultra5 や Ultra10 は 「UltraSparc を積んだ互換機」とでも言うべき機械になってますし、 Sun は今後ますます互換機に注力するんじゃないかしら。
いま 3 つほど正体不明な BeOS ですが、 地道にバージョンアップを重ねているようです。 Macintosh はもとより Intel 上でも動作するようになり、 マルチプラットホームをめざしているようです。
こちらも着実に開発がすすんでいるようです。 1998 年中にはその姿を現わすのではないかと期待しています。 OS 自体は Mach マイクロカーネル + 4.4BSD なわけですし、 WindowsNT よりは遥かに使えるものになるのではと期待しています。
OpenSTEP でもよかったんだけど、高かったんですよねぇ、アレ。 安くリリースされることを期待しております。
ゲイツ君と NEC の策略で「日本標準」になれなかった BTRON も地道にバージョンアップを重ねているようです。 1998 年春には新バージョン 3B/V が登場し、 多国語/多漢字、TCP/IP 対応などをサポートするようです。
個人的には BTRON より JTRON (ITRON + Java) のほうに大きな可能性を感じるのですが。