セキュリティホール memo - 2006.06

Last modified: Wed Jun 13 18:46:22 2007 +0900 (JST)


 このページの情報を利用される前に、注意書きをお読みください。


2006.06.30

追記

いろいろ (2006.06.22)

 [SA20657] Toshiba Bluetooth Stack Denial of Service Vulnerability ですが、4.00.30 以降で修正されているそうです。東芝 web ページでは、2006.06.28 付で 4.00.36(T) が公開されています。M-Falcon さん情報ありがとうございます。

以下のセキュリティ対策を実施しました。
 1)バッファオーバーフローが引き起こされる脆弱性の問題
 2)データ転送時における脆弱性の問題
(万一これらの脆弱性が利用された場合、ブルースクリーンの発生やウィルスに感染する可能性があります。)
[SA20825] Internet Explorer Information Disclosure and HTA Application Execution

 Two new Internet Explorer vulnerabilities disclosed including PoC (SANS ISC) が更新されてました。

If you test this with the original PoC posted on Full Disclosure, you can notice that Firefox will load the target web page into the object tag, but the alert call (which is in the original context) will not be able to get any data. If you use Internet Explorer 6 this is not the case as the original context script can access data that was loaded into the object tag.

The fact that Firefox displays the target web page has nothing to do with this vulnerability (apart from the fact that it can confuse the user, but that's another story); so in this context it's no different than using an iframe.

 そういうことなのですか。Firefox さんすいません。_o_

APPLE-SA-2006-06-27 Mac OS X v10.4.7

 「intel 版の 10.4.6 → 10.4.7 アップデータ」において不具合があったそうで、新版が公開されています。

 あと、関連情報:

社内メールの本文の文字列がコンテンツフィルタできない。

 関連:

[Full-disclosure] Secunia Research: Opera SSL Certificate "Stealing" Weakness
(Secunia, 2006.06.28)

 Opera 8.54 (以前?) に欠陥。信頼できないサイトにおいて、信頼できるサイトの SSL 証明書を表示させることが可能。

 Opera 9.00 で修正されている。

2006.07.03 追記:

 CVE: CVE-2006-3331、 NVD: CVE-2006-3331

Webmin / Usermin Security Alerts: Artbitrary remote file access
(Webmin, 2006.06.29)

 Webmin < 1.290 / Usermin < 1.220 に欠陥。 remote の非認証ユーザが、 特殊な URL を使って、サーバ上の任意のファイルを取得できる。

 Webmin 1.290 / Usermin 1.220 で修正されている。

 関連:

2006.10.05 追記:

 放置される「Webmin」のセキュリティ・ホール,管理者はバージョンの確認を (日経 IT Pro, 2006.10.05)

OpenOffice.orgにセキュリティ・ホール,修正版バージョン2.0.3を公開
(日経 IT Pro, 2006.06.30)

 OpenOffice.org 2.0.2 以前に 3 つの欠陥が発見され、OpenOffice.org 2.0.3 で修正されています。

 なお、OpenOffice.org 1.x の場合は 1.1.5 で修正されるそうです 1.1.5 への patch で修正されるそうです (が、まだ出てません)。

2006.07.02 追記:

 StarOffice/StarSuite 用の patch が出ています:

 志村さんから (ありがとうございます)

2006.06.30 の「OpenOffice.org にセキュリティ・ホール,修正版バー
ジョン 2.0.3 を公開」に、

> なお、OpenOffice.org 1.x の場合は 1.1.5 で修正されるそうです。

とあり、日経 IT Pro の記事にもそのように書かれていますが、1.1.5
は 1 年近くも前にリリースされており、この問題は修正されていないと
思います。

  http://www.openoffice.org/security/bulletin-20060629.html

を見ると、

> Patches for users of OpenOffice.org 1.1.5 will be available shortly.

とありますので、1.1.5 で修正というのは誤読で、1.1.5 に対するパッ
チで修正されるというのが正解のように思われます。

 おっしゃるとおりなので修正しました。_o_

2006.07.18 追記:

 OpenOffice.org 2.0.3 の日本語版が登場しています。

 また、OpenOffice.org 1.1.5 への patch も登場しています。

 あと、「OpenOffice.org」v2.0.3の日本語版が公開、PDF出力の詳細設定が可能に (窓の杜) によると、OpenOffice.org 2.0.3 日本語版には不具合があり、差し替えファイルがこのへんにあるらしい。

iTunes 6.0.5 のセキュリティコンテンツについて
(Apple, 2006.06.30)

 iTunes 6.0.4 以前に欠陥。integer overflow する欠陥があり、攻略 AAC ファイルによって任意のコードを実行可能。CVE: CVE-2006-1467、NVD: CVE-2006-1467

 iTunes 6.0.5 で修正されている。


2006.06.29

Vistaを脅かす100%検出不可能なマルウェア「Blue Pill」
(ITmedia, 2006.06.29)

 うーむ、VM rootkit ですか。 元ねた: Introducing Blue Pill (invisiblethings)

社内メールの本文の文字列がコンテンツフィルタできない。
(マカフィー, 2006.06.27)

 GroupShield for Exchange 6.x に欠陥。 「同一Exchangeサーバ内のユーザ同士で送受信されるメール」の本文にある禁止語句をフィルタできない。メールの形式が text の場合にのみ発生する。

 サポートから修正モジュール GS602HF276296 を入手できるので適用すればよい。

2006.06.30 追記:

 関連:

[SA20825] Internet Explorer Information Disclosure and HTA Application Execution
(secunia, 2006.06.28)

 [Full-disclosure] IE_ONE_MINOR_ONE_MAJOR の件。IE 6.01 SP2 (以前?) に 2 つの欠陥。

 patch はもちろん存在しない。

2006.06.30 追記:

 Two new Internet Explorer vulnerabilities disclosed including PoC (SANS ISC) が更新されてました。

If you test this with the original PoC posted on Full Disclosure, you can notice that Firefox will load the target web page into the object tag, but the alert call (which is in the original context) will not be able to get any data. If you use Internet Explorer 6 this is not the case as the original context script can access data that was loaded into the object tag.

The fact that Firefox displays the target web page has nothing to do with this vulnerability (apart from the fact that it can confuse the user, but that's another story); so in this context it's no different than using an iframe.

 そういうことなのですか。Firefox さんすいません。_o_

2006.07.06 追記:

 CVE-2006-3280 について、hoshikuzu|star_dust さんが「自衛策」を発表している。

セキュリティに関する重要なお知らせ (グレースノート)
(グレースノート, 2006.06.27)

 SONY 製品 / KDDI au 製品の一部に含まれる、グレースノートの CDDBControl Active X コントロールに buffer overflow する欠陥があり、remote から任意のコードを実行可能。

 修正版が用意されている。

 関連:

2006.08.19 追記:

 ジャストシステムにもありました:

CAID 34325 - CA Integrated Threat Management, eTrust Antivirus, and eTrust PestPatrol format string vulnerability
(CA, 2006.06.27)

 CA eTrust Antivirus 8.0, CA eTrust PestPatrol 8.0, CA Integrated Threat Management 8.0 に欠陥。format バグがあり、攻撃者が任意のコードを実行可能。 CVE: CVE-2006-3223、 NVD: CVE-2006-3223

 Content Update 432 で修正される……そうだが、日本のサポートページには何もないようなので、日本語版がどうなっているのかはよくわからない。

2006.06.29 追記:

 [Full-disclosure] Layered Defense Advisory: Format String Vuln in CA eTrust

セキュリティ勧告FSC-2006-4と対策: F-Secure アンチウィルス Windows製品をご利用のお客様へ
(F-Secure, 2006.06.28)

 Windows 用 F-Secure アンチウィルスのサーバ版とクライアント版に欠陥。 特定の状況において、マルウェアが検査をすり抜けてしまう。 Linux 版製品やゲートウェイ製品にはこの欠陥はない。

 FSC-2006-4 英語版には、特定の状況がもうすこし説明されている。

  1. The name of an executable program has been modified in a certain way. This leads to scanning failure despite the fact that it may be possible to execute the file.
  2. The product fails to scan files on removable media. This occurs only in certain configurations where the Scan network drives option has been disabled.

 HotFix が用意されているので適用すればよい。

 関連:

2006.07.12 追記:

 CVE: CVE-2006-3489 CVE-2006-3490

追記

いろいろ (2006.05.11)

 JVN#84775942: 複数のメールクライアントソフトにおける、Unicode の取り扱い不備によるディレクトリ・トラバーサルの脆弱性 が更新されている。 リコーの RidocDocumentRouter / RidocDocumentRouterPro にも欠陥があったそうで、修正版が出ている。 http://www.ricoh.co.jp/ridoc_ds/rds/download/rds_mail.pdf を参照。


2006.06.28

APPLE-SA-2006-06-27 Mac OS X v10.4.7
(Apple, 2006.06.27)

 Mac OS X 10.4.7 登場。複数のセキュリティ fix が含まれる。

 ソフトウェアアップデート から入手できる。

2006.06.30 追記:

 「intel 版の 10.4.6 → 10.4.7 アップデータ」において不具合があったそうで、新版が公開されています。

 あと、関連情報:

追記

2006 年 6 月のセキュリティ情報

 MS06-025 の patch が更新されています。KB911280 に記載されているダイアルアップ接続の問題が解決されているそうです。

 既に MS06-025 patch がインストールされている場合、新しい patch は自動的には適用されないので、必要であれば手動で取得・適用しなければなりません。

 関連: MS06-025 の再リリース (日本のセキュリティチームの Blog)

いろいろ (2006.06.24)

 GnuPG 穴 CVE-2006-3082 は、gnupg 1.4.4 で修正されました。


2006.06.27

いろいろ (2006.06.27)
(various)

追記

いろいろ (2006.06.24)

 [Full-disclosure] [MU-200606-01] Real Helix RTSP Server Heap Corruption Vulnerabilities - UpdatedHelix DNA Server 11.1 で修正されているそうです。

NV06-002: DeploymentManagerポートスキャンに関する脆弱性

 修正モジュールが出たようです。

マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (914784) カーネル修正の保護を改善する更新プログラム

 これを適用すると、64bit 環境で Daemon Tools が動かなくなるそうです。 After Update of XP or Server 2003 x64 Editions Daemon Tools does not work anymore (daemon-tools.cc)


2006.06.26

いろいろ (2006.06.26)
(various)

追記

[Full-disclosure] Microsoft Excel File Embedded Shockwave Flash Object Exploit

 仕様だそうです: 「Excelの『第3のセキュリティ・ホール』は仕様」,MSのセキュリティ・チーム (日経 IT Pro, 2006.06.26)

NetDDE の脆弱性により、リモートでコードが実行される (841533) (MS04-031)

 MS04-031 patch に副作用があるようです。

 有償サポートから patch をもらえるようです。

2006 年 6 月のセキュリティ情報

 マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (921923) リモート アクセス接続マネージャ サービスが影響を受ける検証用コードの公開について (Microsoft)。rras_ms06_025 (metasploit.com) の話。


2006.06.24

追記

Reports of a new vulnerability in Microsoft Excel

 関連情報:

Security flaw in RealVNC 4.1.1

 Cisco Security Response: RealVNC Remote Authentication Bypass Vulnerability (Cisco)。Cisco CallManager にバンドルされている RealVNC にもこの問題があり、更新版が用意されているそうだ。

[Full-disclosure] Microsoft Excel File Embedded Shockwave Flash Object Exploit
(Full-disclosure, Wed, 21 Jun 2006 02:17:46 +0900)

 Excel 2003 にまたまた欠陥。JavaScript つきの Flash ファイルを Shockwave Flash Object を使って Excel ファイルに組み込むと、Excel ファイルを開いた時に自動的にこれが実行されてしまう。

Note: The same flash file does not directly run when it is *inserted* into the excel file as *objects*. However if it is embedded using "Shockwave Flash Object", it plays *on load* of the excel file. Here there is no user intervention required to trigger the flash file. It automatically plays once the excel file is opened.

 Shockwave Flash Object を使う場合に限って、この状況になるそうな。 例によって patch はまだない。関連:

2006.06.26 追記:

 仕様だそうです: 「Excelの『第3のセキュリティ・ホール』は仕様」,MSのセキュリティ・チーム (日経 IT Pro, 2006.06.26)

Opera JPEG Processing Integer Overflow Vulnerability
(vigilantminds.com, 2006.06.22)

 Opera 8.54 以前に欠陥。JPEG ファイルの処理に欠陥があり、integer overflow が発生、任意のコードを実行可能。 CVE: CVE-2006-3198、NVD: CVE-2006-3198

 Opera 9.00 で修正されている。

いろいろ (2006.06.24)
(various)

2006.06.27 追記:

 [Full-disclosure] [MU-200606-01] Real Helix RTSP Server Heap Corruption Vulnerabilities - UpdatedHelix DNA Server 11.1 で修正されているそうです。

2006.06.28 追記:

 GnuPG 穴 CVE-2006-3082 は、gnupg 1.4.4 で修正されました。


2006.06.23

isc.org provides attack mitigation
(SANS ISC, 2006.06.23)

 BIND 9.3.3b1 にはセキュリティ上の変更が 1 点加えられているそうで。

1951.  [security]      Drop queries from particular well known ports.
                       Don't return FORMERR to queries from particular
                       well known ports.  [RT #15636]

 こういう話:

ISSUE:
Some services respond to potentially spoofed udp packets.

MITIGATION for DNS servers.

Upgrade to bind 9.3.3b1 OR

Drop udp packets from standard services ports 7,13,19, 37 and 464 (echo, daytime, chargen, time, and kpasswd) towards your DNS server(s). You will probably never see any valid queries from such a low port. In general dns queries should be sourced from ports > 1024.

 BIND 9.4.0a6, 9.2.7 Beta 1 にも同様の処置がなされているそうです (from [DNSOPS dnsops 29]。


2006.06.22

追記

2006 年 6 月のセキュリティ情報

 関連: rras_ms06_025 (metasploit.com)

15 Popular Applications with Critical Vulnerabilities

 サンディスク、国内初のU3規格USBメモリ 〜「乗換案内」とSkypeを搭載 (PC Watch, 2006.06.22)。こういうものの利用・更新が問題になったりするわけですかね。

いろいろ (2006.06.22)
(various)

2006.06.30 追記:

 [SA20657] Toshiba Bluetooth Stack Denial of Service Vulnerability ですが、4.00.30 以降で修正されているそうです。東芝 web ページでは、2006.06.28 付で 4.00.36(T) が公開されています。M-Falcon さん情報ありがとうございます。

以下のセキュリティ対策を実施しました。
 1)バッファオーバーフローが引き起こされる脆弱性の問題
 2)データ転送時における脆弱性の問題
(万一これらの脆弱性が利用された場合、ブルースクリーンの発生やウィルスに感染する可能性があります。)

2006.06.21

追記

2006 年 6 月のセキュリティ情報

 IEのアドレスバー偽装の件(MS06-021) (hoshikuzu | star_dust の書斎) を追記。

2006 年 4 月のセキュリティ情報

 917783 - FIX: Internet Explorer does not enable ActiveX controls that are dynamically inserted into an HTML page by a binary behavior after you install security update MS06-013 (Microsoft)。MS06-013 patch に binary behavior がらみの不具合があったようで、hotfix があるそうです。でも、 Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (916281) (MS06-021) の patch の方がバージョンが上なので、そちらを入れればいいんじゃないのかなあ。

Reports of a new vulnerability in Microsoft Excel

 関連情報:

15 Popular Applications with Critical Vulnerabilities
(Bit9, 2006.06.20)

 致命的な欠陥がある、15 種類のよく知られたアプリの話。

 Internet Watch の記事は、Bit9 のプレスリリースを見たためか「Bit9は今回、アプリケーションを列挙するための基準として (中略) 5点を挙げている」となっているのだけど、 フルリスト版 (Bit9) では実は 4 点なんだよね。3 つ目と 4 つ目は、フルリスト版では一体になっており、こう書かれている:

 http://nvd.nist.gov/ を CVE 番号で検索すると、概要、CVSS スコア、関連リンクなどが表示される。CVE とは違って、関連リンクにアンカータグが設定されているのもうれしい。 たとえば、今話題の Excel 0-day Vuln. は CVE-2006-3086 (NVD)。 http://nvd.nist.gov/ は RSS にも対応している。

 Common Vulnerability Scoring System (CVSS) についてはこのあたりを:

 機械的に判断した数値なのですね。

 で、残り 3 つの条件なのだが、

 2 番目のものは、たとえば VNC や nmap は危険なソフトだと判断されることがあるけど、そういう種類のものではない、ということでしょう。

 で、リストされているのは次の 15 種類:

  1. Firefox 1.0.7
  2. iTunes 6.02 / QuickTime 7.0.3
  3. Skype 1.4
  4. Adobe Reader 7.0.2 / Acrobat Reader 6.0.3
  5. Sun JRE 5.0 Update 3 / 1.4.2_08
  6. Flash Player 7
  7. Winzip 8.1 SR-1
  8. AOL Instant Messenger 5.5
  9. Microsoft Windows / MSN Messenger 5.0
  10. Yahoo Instant Messenger 6.0
  11. SONY DRM rootkit
  12. BitDefender 9
  13. Kazaa 2.0.2
  14. RealPlayer 10
  15. ICQ 2003a

 日本だと、Kazaa のかわりに Winny が入るイメージでしょうか。

 対応方法としては、patch をあてる、更新する、削除する、などがあります。

 ちなみに Bit9 は、ホームページを見ると「Detect and Stop Unwanted Software at the Endpoint」と書かれているので、そういう会社なようです。

2006.06.22 追記:

 サンディスク、国内初のU3規格USBメモリ 〜「乗換案内」とSkypeを搭載 (PC Watch, 2006.06.22)。こういうものの利用・更新が問題になったりするわけですかね。

チェーンメールの発生経緯
(いぬビーム, 2006.06.21)

 この話の解説:

 ふぅん……。そして、リリースを脆弱性の公表として見るなら (いぬビーム, 2006.06.21) ですか……。

「6月18日深夜」に起きて「1時間で対応済」になった脆弱性の話を、21日の今日になってから発表したわけだけど。逆に言うと、話題にならない限り脆弱性は公表しないわけだよなぁ。

 なんだかなあ。

Information on Proof of Concept posting about hlink.dll
(MSRC blog, 2006.06.21)

 この話:

 Windows に含まれる hlink.dll に欠陥。 長大な hyperlink によって buffer overflow が発生、任意のコードを実行できる。 具体的には、たとえば攻略 Excel ファイルに含まれる hyperlink をクリックさせることによって任意のコードが実行されるが、このような事例は他にもあるかもしれない。 当初は「Excel の欠陥」とされていたが、実際には hlink.dll の欠陥なので注意。

 hlink.dll というと、ハイパーリンク オブジェクト ライブラリの脆弱性により、リモートでコードが実行される (888113) (MS05-015) という話があったが、これでは直り切っていなかったということなのだろうか。

2006.07.11 追記:

 Microsoft Word hlink 0-day by SYS 49152 (milw0rm.com)


2006.06.20

Mambo <= 4.6rc1 sql injection
(bugtraq, Sat, 17 Jun 2006 21:32:42 +0900)

 Mambo 4.6rc1 以前に SQL Injection 穴があるという指摘。 最新のプロダクション版 4.5.4 や、4.5.3h, 4.5.3, 4.5.2.3 にもこの穴は存在する。

 mamboXchange に 4.5.4 / 4.5.3h 用の patch が公開されているので適用すればよい。 また Mambo homepage によると、/components/com_weblinks/weblinks.php の 250 行目に

$row->title = $database->getEscaped($row->title);
$row->catid = $database->getEscaped($row->catid);

を追加すればよいのだそうだ。

2006.06.28 追記:

いろいろ (2006.06.20)
(various)

追記

PHP 利用時に Shift_JIS で addslashes() によるエスケープ処理に SQL インジェクション可能な穴

 MySQL addresses SQL injection vulnerability の CVE: CVE-2006-2753

Operaにおけるアドレスバーあるいはステータスバー偽装可能のポテンシャリティー

 IDNA White List= で運用しようとしても、いつのまにかなぜか元に戻ってしまう模様。

 そこで、ふと自分の opera6.ini を見てみると……ががーん、これも戻ってる orz。なんじゃこりゃー

Reports of a new vulnerability in Microsoft Excel

 Advisory 出ました:

 対象は、Excel 2000 / 2002 / 2003, Excel Viewer 2003, Excel 2004 for Mac, Excel v. X for Mac と、Excel 関係全てです。CVE: CVE-2006-3059

 Excel 2003 の場合は、repair mode になることを阻止することでこの欠陥を回避できるのだそうです。

This vulnerability is exploited when Excel enters repair mode. Preventing Excel from entering repair mode can block the vulnerability from being exploited on Excel 2003.

 その手段としては、レジストリの ACL の変更が示されています。


2006.06.19

フィッシング詐欺に新手法,本物のSSLサイトから偽サイトへリダイレクト
(日経 IT Pro, 2006.06.19)

 XSS 欠陥を利用してサイトコンテンツを改変し、phishing を実現する事例が登場しているようです。かつて XSS 欠陥を利用したサイトコンテンツ改変の危険性を啓蒙したのは、ありし日の office さんでしたが、ようやく現実が追いついたようです。

 今回の事例 (PayPal) における XSS 欠陥は修正されたそうです。


2006.06.16

マカフィー製品とテキストファイルの文字コード
(マカフィー, 2006.06.15)

 仕様なのだそうだ:

 非 UTF-8 なテキストで送ればスカスカ通り抜けるということですかね。 通り抜けても、仕様ですから。

追記

2006 年 6 月のセキュリティ情報

 関連:

Reports of a new vulnerability in Microsoft Excel
(MSRC blog, 2006.06.16)

 Excel に新規の (= 修正プログラムの存在しない) 欠陥があり、これを使った攻略 Excel ファイルが既に流通している模様。Windows Live Safety Center では既に対応しているそうだ。

 関連:

2006.06.20 追記:

 Advisory 出ました:

 対象は、Excel 2000 / 2002 / 2003, Excel Viewer 2003, Excel 2004 for Mac, Excel v. X for Mac と、Excel 関係全てです。CVE: CVE-2006-3059

 Excel 2003 の場合は、repair mode になることを阻止することでこの欠陥を回避できるのだそうです。

This vulnerability is exploited when Excel enters repair mode. Preventing Excel from entering repair mode can block the vulnerability from being exploited on Excel 2003.

 その手段としては、レジストリの ACL の変更が示されています。

2006.06.21 追記:

 関連情報:

2006.06.24 追記:

 関連情報:

2006.07.12 追記:

 Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される (917285) (MS06-037) (Microsoft) で修正されました。


2006.06.15

追記

Windows local privilege escalation - Windows access control

 制限の少ない Windows サービスの DACL により、特権が昇格される (914798) (MS06-011) の Windows XP SP1 / Server 2003 gold 用 patch が改訂されたそうです。

Windows XP Service Pack 1 では、この更新プログラムはサービスの随意アクセス制御リスト (DACL) を Windows XP Service Pack 2 と同じ設定にします。どのサービス パックもインストールされていない Windows 2003 では、選択されたサービス ACL を Windows 2003 Service Pack 1 と同じ設定にします。

 914798 - [MS06-011] 制限の少ない Windows サービスの DACL により、特権が昇格される (Microsoft) も参照。

2006 年 6 月のセキュリティ情報

 関連:

sendmail の脆弱性に関する注意喚起
(JPCERT/CC, 2006.06.15)

 sendmail 8.13.6 以前に欠陥。特殊な MIME メールによってメモリが過剰に消費され、DoS 状態になる。CVE: CVE-2006-1173

 sendmail 8.13.7 で修正されている。また、patch が用意されている (8.13.6 用8.12.11 用)。

 なお、sendmail 8.13.7 には bug があるようで、Errata が出ている。

 関連:

fix / patch:


2006.06.14

いろいろ (2006.06.14)
(various)

マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (914784) カーネル修正の保護を改善する更新プログラム
(Microsoft, 2006.06.14)

 64bit 版 Windows には、kernel-mode rootkit への対抗手段としても役に立つ Kernel Patch Protection (カーネル修正の保護) という機能があるのだけど、これの改良版が公開された、という話みたい。

 kernel patch protection は、カーネル修正の保護というよりは、カーネル改変の防止だと思うけど……。

2006.06.27 追記:

 これを適用すると、64bit 環境で Daemon Tools が動かなくなるそうです。 After Update of XP or Server 2003 x64 Editions Daemon Tools does not work anymore (daemon-tools.cc)

追記

Targeted attack: Word exploit - Update

 修正プログラム出ました: Microsoft Word の脆弱性により、リモートでコードが実行される (917336) (MS06-027) (Microsoft)

2006 年 6 月のセキュリティ情報
(Microsoft, 2006.06.14)

 Microsoft の、2006.06 版セキュリティ修正プログラム。とりあえず一覧。

 関連:

2006.06.15 追記:

 関連:

2006.06.16 追記:

 関連:

2006.06.21 追記:

 IEのアドレスバー偽装の件(MS06-021) (hoshikuzu | star_dust の書斎) を追記。

2006.06.22 追記:

 関連: rras_ms06_025 (metasploit.com)

2006.06.26 追記:

 マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (921923) リモート アクセス接続マネージャ サービスが影響を受ける検証用コードの公開について (Microsoft)。rras_ms06_025 (metasploit.com) の話。

2006.06.28 追記:

 MS06-025 の patch が更新されています。KB911280 に記載されているダイアルアップ接続の問題が解決されているそうです。

 既に MS06-025 patch がインストールされている場合、新しい patch は自動的には適用されないので、必要であれば手動で取得・適用しなければなりません。

 関連: MS06-025 の再リリース (日本のセキュリティチームの Blog)

2007.06.13 追記:

 サーバー メッセージ ブロックの脆弱性により、特権が昇格される (914389) (MS06-030) の副作用に関する情報が公開されています。

 有償サポートから修正プログラムを入手できるそうです。


2006.06.13

追記

SYM06-010: Symantec Client Security and Symantec AntiVirus Elevation of Privilege

 eEye からアドバイザリ公開 (高橋さん情報ありがとうございます):

 また、Symantec Client Security 3.0.2.2020 日本語版、および Symantec Antivirus Corporate Edition 10.0.2.2020 日本語版用の patch も公開されました。

 すでに出ていた、Symantec Client Security 3.1.0.394 日本語版、および Symantec Antivirus Corporate Edition 10.1.0.394 日本語版用の patch はこちら:

Targeted attack: Word exploit - Update

 DocCheck の新版が登場しています: New version of DocCheck tool available (snort.org)

Yahoo!メールの脆弱性突く新ワーム
(ITmedia, 2006.06.13)

 Yahoo! mass-mailer (SANS ISC) の話かな。 関連:


2006.06.12

Adobe Reader 7.0.8 アップデート
(Adobe, 2006.06.02)

 Adobe Reader 7.0.8 Windows 版 / Mac OS 版が登場。 詳細は不明ながら、セキュリティ関係の修正も含まれているそうです。 229158 - Adobe Reader 7.0.8 アップデートに関する情報(Windows/Macintosh) (Adobe) にはこうあります:

いくつかのセキュリティに関する問題が修正されました。この中にはセキュリティ緊急度「クリティカル」* に位置づけられているものも含まれています。
* セキュリティ緊急度「クリティカル」については弊社 Web サイト http://www.adobe.com/jp/support/security/severity_ratings.html を参照してください。

 以下から入手できます。

 Adobe Reader 7 に付属するアップデート機能によっても更新できます。

追記

2006 年 4 月のセキュリティ情報

 MS06-015 Fiasco, Chapter Three (securiteam blog, 2006.06.11)

JVN#39570254: CGI RESCUE 製 WebFORM においてメールの不正送信が可能な脆弱性
(JVN, 2006.06.09)

 WebFORM 4.1 以前に、任意のアドレスにメールを送れてしまう欠陥がある。 WebFORM 4.2 で修正されているので入れかえればよい。


2006.06.11


2006.06.10


2006.06.09

追記

2006 年 4 月のセキュリティ情報

 結局、Windows エクスプローラの脆弱性により、リモートでコードが実行される (908531) (MS06-015) の Windows 9x / Me 用 patch は提供されない……というか、提供できないのだそうで。

Microsoft Windows 98、Microsoft Windows 98 Second Edition (SE) および Microsoft Windows Millennium Edition (ME) が影響を受ける製品とされていますが、どうしてマイクロソフトはこれらの製品ためにセキュリティ更新プログラムをリリースしないのですか?

Windows 2000 の開発の際に、Windows エクスプローラの基本のアーキテクチャに対して著しい強化が行なわれました。Microsoft Windows 98、Microsoft Windows 98 Second Edition (SE) および Microsoft Windows Millennium Edition (ME) の Windows エクスプローラのアーキテクチャは最新の Windows のアーキテクチャに比べて強固なものではありません。この基本的な相違のために、マイクロソフトが幅広い調査を行ったところ、Microsoft Windows 98、Microsoft Windows 98 Second Edition (SE) および Microsoft Windows Millennium Edition (ME) 上の Windows エクスプローラに必要な変更をさらに行なうことが実現可能ではないと確認しました。 それを行なうには、かなり多くのオペレーティングシステムの重要な中核となるコンポーネントを再設計する必要があります。そのような設計のし直しの努力を行なった後、これらのプラットフォームで実行されるように設計されているアプリケーションが引き続き更新されたコンピュータで確実に実行される保証がありません。

 2 か月も経ってから、そんなこと言われてもなあ。 最初からわかった上で黙ってたんじゃないの?

いろいろ (2006.06.08)

  IEにもFirefoxにもJavaScript処理の脆弱性--次期リリースで修復へ (CNET, 2006.06.09)。[Full-disclosure] file upload widgets in IE and Firefox have issues の話。Firefox 1.5.0.4 / SeaMonkey 1.0.2 でも修正されていなかったので、記述を修正。CVE: CVE-2006-2894 を追記。

2006 年 4 月のセキュリティ情報

 Windows MDACの脆弱性を突く攻撃コード出回る (ITmedia, 2006.06.09)。 MS06-014 の攻略コードだそうで。

NV06-002: DeploymentManagerポートスキャンに関する脆弱性
(NEC, 2006.06.09)

 WebSAM DeploymentManager 3.8 / 4.0、SystemGlobe DeploymentManager 2.1 / 2.3Lite / 3.0 / 3.1 に欠陥。port scan されると DoS ってしまう模様。 WebSAM DeploymentManager 3.8 / 4.0 については、6 月末に修正モジュールが出るらしい。

2006.06.27 追記:

 修正モジュールが出たようです。

Operaユーザーを狙ったフィッシング,Javaアプレットでアドレス・バーを偽装
(日経 IT Pro, 2006.06.09)

 Opera において、Java アプレットを利用したアドレスバー偽装が可能な模様。 とりあえず、Java を無効にすれば回避できるのかなあ。

マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知
(Microsoft, 2006.06.09)

 関連: 6月のリリース予定 (日本のセキュリティチームの Blog, 6/9)


2006.06.08

いろいろ (2006.06.08)
(various)

2006.06.09 追記:

  IEにもFirefoxにもJavaScript処理の脆弱性--次期リリースで修復へ (CNET, 2006.06.09)。[Full-disclosure] file upload widgets in IE and Firefox have issues の話。Firefox 1.5.0.4 / SeaMonkey 1.0.2 でも修正されていなかったので、記述を修正。CVE: CVE-2006-2894 を追記。

phpBB 2.0.21
(SANS ISC, 2006.06.07)

 phpBB 2.0.21 released (phpbb.com) には、[Sec] Improved filtering on language selection (also addresses a number of bug reports related to missing languages) という文字列がありますね。


2006.06.07

追記

PHP 利用時に Shift_JIS で addslashes() によるエスケープ処理に SQL インジェクション可能な穴

 関連:

秘文とSymantec AntiVirus、同一PCにインストールすると暗号ファイル破壊のおそれ

 JP1/秘文環境にSymantec AntiVirus Corporate Edition 10.0をインストールすると、暗号ファイルが扱えなくなる問題(第4報) (日立) 出ました。 Symantec AntiVirus Corporate Edition10.0.2 MR2 MP2以降、 Symantec AntiVirus Corporate Edition 10.1.0 で対応されているそうです。 ただし Symantec AntiVirus Corporate Edition 10.1.0 では JP1/秘文 シマンテック社製ソフトウェア同居時に発生する問題 が発生するので注意、だそうです。


2006.06.07


2006.06.06

Apache SpamAssassin 3.0.6 / 3.1.3 available
(SpamAssassin, 2006.06.06)

 SpamAssassin 3.0.5 / 3.1.2 以前 (?) に欠陥。 --vpopmail または -P オプションを利用して spamd を起動していた場合に欠陥があり、spamd ユーザ権限で任意のコマンドを実行可能。

 SpamAssassin 3.0.6 / 3.1.3 で修正されている。

追記

SYM06-010: Symantec Client Security and Symantec AntiVirus Elevation of Privilege

 Symantec Client Security 3.1.0.394 日本語版、および Symantec Antivirus Corporate Edition 10.1.0.394 日本語版用の patch が用意されたそうです。 20060529145254961 - SYM06-010: 脆弱性の影響と対応策について (シマンテック) を参照。 Nakata さん情報ありがとうございます。 Symantec Client Security 3.0.2.2020 日本語版、および Symantec Antivirus Corporate Edition 10.0.2.2020 日本語版用の patch はまだできてません。

侵入検知システム「Snort」に不具合,特定のHTTPトラフィックをチェックしない

 修正版、snort 2.4.5 / 2.6 出ました: Snort 2.4.5 and 2.6.0 Final Now Available (snort.org)

Drupal にさらなる欠陥
(drupal.org, 2006.06.01)

 いろいろ (2006.05.26) にひきつづき、Drupal に欠陥が発見された模様。奥村さん情報ありがとうございます。

 remote から任意のコードの実行が可能ですか。 Drupal 4.6.8 / 4.7.2 で修正されている。 また 4.6.7 / 4.7.1 用の patch が用意されている。


2006.06.05


2006.06.04


2006.06.03

追記

SYM06-010: Symantec Client Security and Symantec AntiVirus Elevation of Privilege

 シマンテック アンチウィルス と クライアント セキュリティの バッファオーバーフロー (ISSKK)。ISS でも再現に成功しており、Proventia 等で対応しているそうです。

Mozilla Firefox 1.5.0.4 Release Note

 SeaMonkey 1.0.2 の情報が出ていたので、それにあわせて修正しました。 MFSA の多くが SeaMonkey も該当すると改訂されてました。orz


2006.06.02

侵入検知システム「Snort」に不具合,特定のHTTPトラフィックをチェックしない
(日経 IT Pro, 2006.06.02)

 snort 2.4 / 2.6 の http_inspect プリプロセッサに欠陥。 リクエスト URL の末尾に CR があると、snort の検査を通りぬけてしまう模様。 Apache web サーバに対する検査にのみ影響するそうだ。 修正版の公開は、日本時間だと 6 月 6 日かな。

 発見者による情報: Snort Bypass Vulnerability (demarc)。snort 2.4.4 に対する patch も添付されている。

2006.06.06 追記:

 修正版、snort 2.4.5 / 2.6 出ました: Snort 2.4.5 and 2.6.0 Final Now Available (snort.org)

追記

「マイク口ソフト.JP」が登録可能!

 以下の web ページが改訂されています。Suzuki さん情報ありがとうございます。

  • 国際化ドメイン名(IDN)のフィッシング詐欺脆弱性について (日本語.jp, 2006.06.01 改訂) から引用 (下線は小島):

    たとえば、日本語で用いられる文字では次のような似た文字があります。
          
          [へ](平仮名)	[ヘ](片仮名)
          [ソ](片仮名)	[ン](片仮名)
          [ロ](片仮名)	[口](漢字)
    
          ※上記以外にも多数存在します
          
    
    (中略) 日本語JPドメイン名ではこのような日本語の文字の中で視覚的に似ている文字については登録制限を行っていません。ですが、このような似た文字を悪用して第三者の商標や商号などと誤認させるような不正なドメイン名の登録・使用に対しては、JPドメイン名紛争処理方針(JP-DRP)に則った手続きが提供されており、ドメイン名の取り消しや移転という形で問題の解決に当たることができます。

    つまり、そういうドメイン名が存在しないことは全く保障されておらず、各自で探索・対応するしかない、と。

  • ドメイン名登録時は、他人の権利を侵害しないかもう一度チェックを! (jpinfo.jp, 2006.06.01 改訂)。 「C さんの例」が追加されている。

918069 - All e-mail items may be missing when you start Outlook Express 6 Service Pack 1
(Microsoft, 2006.05.31)

 .dbx ファイルが壊れる話。

Note The .dbx file corruption has been reported to occur more frequently when one or more of the following conditions are true:
(中略)

 朝から夜まで程度で「long periods of time」って……ちょっと待てーー。

 patch が公開されています。OE6 SP1 な人は適用しておいた方がよさそうです。patch 自体は 918766 という番号になってます。

 よくよく KB を見ると、対象 OS は XP Home / Pro で、Service pack requirement には SP2 と書かれてますね。Windows XP SP2 専用のようで。 おっと、patch のダウンロードページにはこんなことが:

You may receive an error message when you try to open Microsoft Outlook Express or you try to open the Windows Address Book after you install cumulative security update 911567 that is described in security bulletin MS06-016.

 MS06-016 の副作用も直すようで。でも KB917288 は更新されていないなあ。

Mozilla Firefox 1.5.0.4 Release Notes
(mozilla.com, 2006.06.01)

 Firefox 1.5.0.4 登場。複数のセキュリティ修正が含まれているそうですが、Mozilla Foundation Security Advisories にはまだ情報はないようです。……出ましたね。合計 12 個。

 MFSA 2006-42: Web site XSS using BOM on UTF-8 pages は、他のブラウザでは大丈夫なんだろうか。bugid 335816 はまだ公開されていませんね。

 あわせて、Thunderbird 1.5.0.4 も登場しています。こちらは 8 個のセキュリティ修正だそうです。

 同じ欠陥でも、Firefox と Thunderbird とではリスク評価が異なっているので注意してください。(Tunderbird ではデフォルトで JavaScript が無効だからだろう。有効な場合には、Firefox と同様のリスク評価になるはず)

 あわせて、SeaMonkey 1.0.2 も出てました。

2006.06.03 追記:

 SeaMonkey 1.0.2 の情報が出ていたので、それにあわせて修正しました。 MFSA の多くが SeaMonkey も該当すると改訂されてました。orz

いろいろ (2006.06.02)
(various)


2006.06.01

LanManHash 用 RainbowTable の作成
(INSI, 2006.05.29)

 LM ハッシュは、もうやめましょう。

あなたなら見破れますか?振り込め詐欺のテクニック
(警察庁, 2006.05.31)

 実際の音声ファイルが公開されている他、フリーダイアル経由でも聞くことができるそうです。安田さん情報ありがとうございます。

FreeBSD 方面
(FreeBSD.org, 2006.06.01)

 修正版が出ているので、ソースを更新して再構築・インストールし、当該プロセスを再起動すればよい。

「2005年度情報セキュリティインシデントに関する調査報告」速報 ver.1.0
(JNSA, 2006.06.01)

 件数の増え方がすごいですね。

[23:55]/commit: fifo 相手に ftruncate(2)
(FreeBSD おぼえがき, 2006.05.31)

 FreeBSD において、fifo を ftruncate() すると kernel panic するという話。 kern/98064src/sys/ufs/ufs/ufs_vnops.c 1.276 で修正されているそうだ。 対象は 5.x / 6.x / current ?


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