▼ 2013/04/11(木) Microsoft 2013 年 4 月の月例セキュリティ更新プログラム
Microsoft から 2013 年 4 月の月例セキュリティ更新プログラムが公開されています。14 件のセキュリティ欠陥が修正されています。
- 2013 年 4 月のセキュリティ情報 (Microsoft)
- 2013 年 4 月のセキュリティ情報 (月例) – MS13-028 ~ MS13-036 (Microsoft)
Microsoft Update や Microsoft Windows Software Update Services などを利用して更新プログラムをインストールしてください。「毎月第 2 火曜日 (米国時間) は Windows Update の日」に更新方法に関する情報をまとめてあります。また、自動更新を利用する場合は「自動更新について」を参照してください。再起動を促された場合には、再起動してください。
次の点に注意してください。
- 更新プログラム KB2823324 をインストールすると、不具合が発生するウイルス対策ソフトウェアがあります。一部の法人向け製品におけるWindowsアップデート適用後の問題についてのご案内(カスペルスキー)。何か不具合が発生した場合は、まずは KB2823324 をアンインストールしてみてください。龍大標準のウイルス対策ソフトウェア、マカフィー VirusScan では特に問題は発生していません。
RINS の複数の Windows 機に更新プログラムをインストールしてみましたが、特に問題は発生していません。不具合が発生した場合は、RINS 担当教員 (内線 7414) までご連絡ください。
関連キーワード: Windows
2013年4月12日追記
更新プログラム KB2823324 に関して、Microsoft から「アンインストールを推奨する」旨の公式見解が発表されました。対象となるのは Windows Vista、Server 2008、7、Server 2008 R2 です。
- MS13-036 2823324 適用後の問題について (Microsoft)
- 2823324 のセキュリティ更新プログラムをインストールした後 Windows 7 では、イベント ID 55 または Stop 0xc000021a エラーが表示します。 (Microsoft KB2839011)
- MS13-036 - 重要 カーネルモード ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される (2829996) (Microsoft)
更新プログラム KB2823324 は、コントロールパネルの「プログラムと機能」からアンインストールできます。Windowsの自動更新でインストールされた更新プログラムをアンインストールしたい (FRONTIER) を参考にしてください。
2013年4月26日追記
更新プログラム KB2823324 の修正版が、KB2840149 として再リリースされました。
- MS13-036 2823324 適用後の問題について (2) – 再提供の開始 (Microsoft)
Windows Vista、Server 2008、7、Server 2008 R2 の利用者は、Microsoft Update や Microsoft Windows Software Update Services などを利用して KB2840149 更新プログラムをインストールしてください。
- TB-URL(確認後に公開) http://133.83.35.83/blog/adiary.cgi/vuln/0563/tb/
▼ 2013/04/11(木) Windows XP、Office 2003 のサポート終了まであと1年を切りました
マスメディアでも大きく取り上げられましたので、耳にされた方もいらっしゃるかと思いますが、Windows XP と Office 2003 のサポート終了まであと1年を切りました。サポートは 2014年4月9日に終了します。
- Windows XP/Office 2003 をご利用のお客様へサポート終了の重要なお知らせです (マイクロソフト)
- 期限切れ迫るウィンドウズXP (NHK)
サポートが終了すると、
- セキュリティ欠陥の修正が行われなくなります。そのため、コンピューターウイルスへの耐性が大幅に低下することが予想されます。
- 近い将来、アンチウイルスソフトウェアや主要アプリケーションのサポート対象から外され、更新されなくなることが予想されます。これも、コンピューターウイルスへの耐性を低下させる原因となります。
Windows XP は世界中で広く使われているため、サポート終了後に集中的に狙われる可能性が考えられます。Windows XP・Office 2003 を利用されている方は、本年度中に更新してください。
たとえば次のような更新方法があります。
- 最新の Windows (Windows 8) + Office (Office 2013) に更新する。ハードウェア(パソコン)が非力な場合は、ハードウェアの更新も必要になるでしょう。5 万円程度あれば、十分な性能の新品のハードウェアを入手できます。
Windows 8 には「スタートメニュー」がないからと敬遠される向きもありますが、フリーソフトの Classic Shell をインストールすることで解決できます。 - Mac + Mac 版 Office (Office for Mac) に更新する。Windows 版 Office と比べると、Mac 版 Office はサポート期間がとても短いので注意してください。Office 2013 のサポート終了は 2023年4月12日、Office 2010 は 2020年10月14日ですが、Office for Mac 2011 のサポート終了は 2016年1月13日です。Mac 自身も、Windows と比べるとサポート期間が短いですが、OS の更新価格は Windows よりも安いです。
- Linux + LibreOffice に更新する。CentOS や ubuntu といった Linux ディストリビューションであれば無料で利用できます。LibreOffice はフリーな Office 互換ソフトです。Windows 版や Mac 版もありますので、Windows + LibreOffice や Mac + LibreOffice といった環境でも利用できます。ただし、互換性があるといっても完全ではありませんのでご注意ください。
2014.02.13 追記
Windows XP と Office 2003 のサポート終了まであと 60 日を切りました。
- Windows XPのサポート終了まで55日、MSとセキュリティ各社が危険性を強調 (Internet Watch)
- 「セキュリティベンダーでは守れない」、日本MSらがXPのサポート終了を警告 (日経 IT Pro)
まだ対応できていない方は、対応をお急ぎください。
- TB-URL(確認後に公開) http://133.83.35.83/blog/adiary.cgi/vuln/0562/tb/