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2010/06/11(金) 狙われる Java、最新版へ更新を

Java を狙った攻撃は成功率が最も高いのだそうです。欠陥のある Java が世の中には広く存在し、更新が行われていない、ということになります。実際、Java を狙った攻撃は増えているそうです。

Java をインストールしている場合は、最新版に更新してください。インストールされている Java のバージョンを確認する方法の 1 つに、Verify Java Version があります。

[Verify Java Version] をクリックすると、バージョンチェックが行われます。本記事執筆時点で最新の Java (Version 6 Update 20) がインストールされていれば、このように↓表示されます。

古いバージョンがインストールされていた場合には、このように↓表示されます。[Download Java Now] をクリックし、最新版をインストールしてください。

なお、Java がインストールされていない場合や、Web ブラウザ上での Java の使用が禁止されている場合は、このように↓表示されます。

2010.10.18 追記

2010.10.18 現在の Java の最新版は Version 6 Update 22 です。

2010/04/18(日) JDK および JRE 6 Update 20 が公開されています

マルチOS

JDK および JRE 6 Update 20 が公開されています。既にウイルスへの悪用が確認されている、重大な欠陥が修正されています。

Java SE は狙われやすいソフトウェアの 1 つです。Java SE 利用者は速やかに更新してください。また、最新版をインストールしても旧版が削除されずに残ることがあります。正常動作を確認の後、旧版を手動にて削除してください。

なお、JDK / JRE 5.0 のサポートは 2009.11.03 をもって終了しています。JDK / JRE 5.0 以前を利用している場合は、削除の上、JDK / JRE 6 Update 20 に移行して下さい。

関連キーワード: Java

2010/04/05(月) JDK および JRE 6 Update 19 が公開されています

マルチOS

JDK および JRE 6 Update 19 が公開されています。多数の欠陥が修正されています。

Java SE は狙われやすいソフトウェアの 1 つです。Java SE 利用者は速やかに更新してください。また、最新版をインストールしても旧版が削除されずに残ることがあります。正常動作を確認の後、旧版を手動にて削除してください。

なお、JDK / JRE 5.0 のサポートは 2009.11.03 をもって終了しています。JDK / JRE 5.0 を利用している場合は、削除の上、JDK / JRE 6 Update 19 に移行して下さい。

関連キーワード: Java

2010/01/15(金) 一部の研究室におけるウイルス感染被害について(つづき)

昨年(2009 年)の 1 月ごろから、Windows の自動再生機能を使って感染するウイルスの被害が発生しています。

残念ながら、現時点においても感染事例が散見されます。以下の点について、再度確認して頂くようお願い致します。

Microsoft Update を実行してください。

Microsoft Update を実行し、Windows および Microsoft Office を更新して下さい。Windows Update では Windows しか更新されず、Microsoft Office の欠陥が修正されないまま放置されてしまいます。Microsoft Update を実行してください。

KB971029 修正プログラムをインストールして下さい。

Windows XP / Vista / Server 2003 / Server 2008 を使用している場合は、KB971029 修正プログラム (Windows の自動再生機能の更新プログラム) を適用してください。適用すると、USB メモリからの自動再生 (自動実行) が行われなくなるため、自動再生機能を利用するウイルスの感染防止にたいへん効果があります。

注: KB971029 は、自動再生機能の挙動を Windows 7 と同じにする修正プログラムです。

アプリケーションソフトを最新版に更新してください。

昨今流行しているガンブラーウイルスをはじめとして、Web を閲覧するだけでウイルスに感染する事例が増えています。これらのウイルスは、Windows やアプリケーションソフトのセキュリティ上の欠陥を利用して感染します。特に狙われやすいのが、次のアプリケーションです。

アプリケーションの更新を怠ると、即座に感染してしまいます。忘れずに更新して下さい。

インストール済のアプリケーションのバージョンは、[プログラムの追加と削除] コントロールパネルから確認できます。[プログラムの追加と削除] でアプリケーション名をクリックすると、[サポート情報を参照するには、ここをクリックして下さい] という表示が出ます。これをクリックすることで、バージョン情報を確認できます。

狙われやすいアプリケーションのバージョン確認には、MyJVN バージョンチェッカも利用できます。また、詳細なアプリケーション検査を行いたい場合には、Secunia PSI などをご利用下さい。

アンチウイルスソフトをインストールしてください。

アンチウイルスソフトをインストールしてください。龍谷大学の予算で購入したコンピュータには、龍大標準のアンチウイルスソフト、マカフィー VirusScan Enterprise (VSE) をインストールできます。最新版は 8.7i patch 2 です。マカフィー VirusScan 関連ドキュメントを参照して下さい。なお、Artemis テクノロジーについてですが、

  • これが無効なままだとウイルスを発見できない
  • 8.7i patch 2 同梱版の既定値である「非常に低」ではなく、「低」に設定しないとウイルスを発見できない

といった事例に複数回遭遇しました。「非常に低」ではなく「低」に設定することを推奨します。

私費で購入したコンピュータや、自宅にあるコンピュータについては、各社から販売されているアンチウイルスソフト、あるいは Microsoft Security Essentials のような、まっとうなソフトウェアベンダーから配布されている無償のアンチウイルスソフトをインストールして下さい。このごろ、「無償のアンチウイルスソフト」を名乗るウイルスがたいへん多くなっています。無償のアンチウイルスソフトを利用する場合は、ニセモノをつかまされないよう注意して下さい。

2009/12/15(火) Adobe Reader / Acrobat 9.2 以前に新たな欠陥、修正版はまだない

マルチOS

Adobe Reader / Acrobat 9.2 以前に新たな欠陥が発見されました。既にウイルスに悪用されています。修正版は現在開発中で、まだ存在しません。2010.01.13 (日本時間) に公開される予定です。

当面は、以下を実施して下さい。

  • 電子メールに添付されている、あるいは Web ページに掲載されている PDF ファイルを取り扱う際には十分に注意して下さい。Adobe Reader / Acrobat で開く前に VirusTotal で検査してみるのもよいです。
  • お使いのアンチウイルスソフトウェアのウイルス定義ファイルを最新に更新して下さい。龍大標準のアンチウイルスソフト VirusScan Enterprise (VSE) の場合は、VSE 8.7i patch 2 にアップグレードした上で、Artemis 機能を有効にして下さい。詳細については マカフィー VirusScan 関連ドキュメント (学内からのみ閲覧可) を参照して下さい。
  • Adobe Reader / Acrobat を最新の状態 (9.2 / 8.1.7) に更新した上で、JavaScript を無効にしてください。たとえば Windows 版 Adobe Reader 9.2 の場合は、次の手順で無効にできます。
    1. Adobe Reader を起動します。
    2. [編集] メニューの [環境設定...] を選択します (画像)。「環境設定」ウインドウが開きます。
    3. 「環境設定」ウインドウで [JavaScript] を選択し、「Acrobat JavaScript を使用」のチェックボックスを外します (画像)
    4. [OK] をクリックします。「環境設定」ウインドウが閉じられます。

また、Windows のデータ実行防止機能を、すべてのプログラムを保護するように設定することでも、被害を軽減できます。設定方法については、データ実行防止の設定の変更を参照して下さい。ただし、データ実行防止機能を、すべてのプログラムを保護するように設定すると、正常に動作しなくなるアプリケーションが多数存在します。設定および運用には注意が必要です。

関連キーワード: Acrobat

2009.12.24 追記

この欠陥を利用する攻撃が広い範囲で実行されていることが明らかになっています。正規サイトを改ざんし、そこを閲覧したユーザに攻略 PDF ファイルなどを読み込ませ、ウイルスを設置するというものです。

修正版の提供予定日まではまだ 20 日ほどもあります。アンチウイルスソフトウェアによる防御は、完全とはなり得ません。Adobe Reader / Acrobat に対しては、上記した回避策 (JavaScript の無効化設定) を実施してください。

この他に、Adobe Reader ではない PDF ビューアプログラム (例: Foxit Reader) を利用することによって回避する方法もあります。

2010.01.13 追記

Adobe Reader / Acrobat 9.3 / 8.2 で修正されました。Adobe Reader / Acrobat に内蔵されている更新機能 ([ヘルプ] → [アップデートの有無をチェック]) を使って更新できます。

この欠陥は、昨今マスメディアでも話題となっているガンブラー (Gumblar) ウイルスでも広く利用されています。Adobe Reader / Acrobat 利用者は早急に更新してください。

なお、Adobe Reader / Acrobat 7.x のサポートは既に終了しています。Adobe Reader / Acrobat 7.x の利用者は、Adobe Reader / Acrobat 8.x 以降に移行するか、あるいはアンインストールしてください。PDF 作成ソフトが必要な場合は、無料で利用できるものが複数存在します。また Office 2007 には PDF 作成機能を追加できます。