Last modified: Fri Jun 2 17:09:47 2007 +0900 (JST)
数あるセキュリティ欠陥情報の中でも、一般ユーザによる龍大でのコンピュータ運用に際して特に重大だと考えられるものについて、ここに記述しています。 また、ウイルス関連情報についてもここに記述しています。
Intel 社の特定の種類の CPU (デュアルコア CPU、クアッドコア CPU など) には TLB (Translation Lookaside Buffers) の不適切な無効化処理を行う欠陥があり、 OS がハングしたりクラッシュしたりすることがあるそうです。
具体的には、以下の CPU が対象となります。
これに対応するため、各社からマイクロコードの更新を含む修正版 BIOS が公開されています。 手元で調べられたものについては以下に記しますが、全てを網羅できているわけではありません。詳細については各 PC ベンダーにお問いあわせください。 またショップブランドの PC については、マザーボードメーカの web サイトにおいて公開されている最新の BIOS に更新するなどの対応が必要になると考えられます。 ご注意ください。
HP:
DELL:
NEC:
IBM:
レノボ:
富士通:
アーカイブファイルの圧縮・展開を行うフリーソフト +Lhaca の 1.20 以前のデラックス版 (1.1x 系列) に欠陥が発見されました。 既に攻略 lzh ファイルが出回っています。
この欠陥は +Lhaca デラックス版 1.21 で修正されています。 +Lhaca デラックス版の利用者は +Lhaca 1.21 に更新してください。 デラックス版ではない +Lhaca の他の系列 (0.7x, 0.9x) の状況は不明ですが、 念のためデラックス版 1.21 へ移行することを推奨します。
また、龍大標準のアンチウイルスプログラムであるマカフィー VirusScan の他、 シマンテックやトレンドマイクロのアンチウイルス製品も攻略 lzh ファイルをウイルスとして検出します。ウイルスデータファイルが最新版に更新されていることを確認してください。
2007.06.13、 2007.06.18 にお伝えした Web ブラウザ Safari 3 public beta の欠陥の件ですが、 さらなる修正版 Safari Beta 3.0.2 が公開されています。 Windows 版だけでなく Mac OS X 版も更新されています。
日本語も表示できるようになっています。 Safari 3 public beta の利用者は 3.0.2 に更新してください。 ただし、依然として利用は推奨しかねます。
Mac OS X 10.3.9 / 10.4.9 以降用のセキュリティ修正プログラムが公開されています。
Mac OS X 10.3.9 / 10.4.9 以降を利用している場合は、ソフトウェア・アップデートを利用して修正プログラムを適用してください。
Mac OS X 10.4.10 が登場しています。セキュリティ修正が含まれています。
Mac OS X 10.4 を利用している場合は、ソフトウェア・アップデートを利用して修正プログラムを適用してください。
2007.06.09 におしらせした Yahoo! メッセンジャーの欠陥の件の続続報です。2007.06.11 に続報として修正版の案内をしていますが、 Yahoo! からもようやく正式に情報が公開されました。
まだ更新していない Yahoo! メッセンジャーの利用者は、至急更新してください。
2007.06.13 にお伝えした Web ブラウザ Safari 3 public beta の欠陥の件ですが、 Apple から修正版である Safari Beta 3.0.1 for Windows が公開されています。
Safari 3 パブリックベータ (Apple) のページからダウンロードできます……が、 その一方で新たなセキュリティ欠陥がさらに発見・公開されています。
くりかえしになりますが、Windows 版 Safari 3 public beta は、現時点においては利用を控えた方がよいでしょう。
Microsoft から、月例の修正プログラムが公開されました。
新たに公開されたのは、次の 6 種類です:
Microsoft Update や Windows Update、 Office Update、 Microsoft Windows Software Update Services などを利用して、修正プログラムをインストールしてください。 「毎月第 2 火曜日 (米国時間) は Windows Update の日」 に更新方法に関する情報をまとめてあります。また、自動更新を利用する場合は「自動更新について」を参照してください。 再起動を促された場合には、再起動してください。 RINS の複数の機械にインストールしてみた限りでは、特に不具合はないようです。
なお、MS07-034 (929123) 修正プログラムの適用後に、.mht ファイルを公開している web サーバを閲覧するとプロンプトが表示されるかもしれない、と案内されています。
これは web サーバの設定不良によって発生するものです。発生した場合は、web サーバ側で mht ファイルに message/rfc822 という MIME タイプを設定してください。 設定の詳細は各 web サーバのマニュアルを参照してください。
Apple から Web ブラウザ Safari 3 public beta が公開されています。 Windows 版も公開されたことが話題になっています。
しかし、この Windows 版 Safari 3 public beta には複数のセキュリティ欠陥が存在するため、たいへん危険です。
そもそも、現在の Windows 版 Safari 3 public beta は日本語が表示できず、使用に耐えません。現時点においては、利用は控えた方がよいでしょう。
2007.06.09 におしらせした Yahoo! メッセンジャーの欠陥の件の続報です。 Yahoo! Japan からは正式に発表されていませんが、修正版の Yahoo! メッセンジャー日本語版が登場しています。
今ダウンロードすると、以下の属性を持つ msgr7jp.exe を得られます (ファイルを右クリックして「プロパティ」を選択すると確認できます)。
これをインストールすると、以下のバージョンのファイルが C:\Program Files\Yahoo!J\Messenger\ にインストールされます。
Yahoo! メッセンジャーを利用している方は、今すぐインストールしてください。
Yahoo! メッセンジャー 7.x, 8.x に重大な欠陥が発見されました。 Yahoo! メッセンジャーで利用されている Webcam ActiveX コントロールに欠陥があり、攻略 Web ページにアクセスするとウイルスを実行されるなどの攻撃を受けます。
英語版の Yahoo! Messenger 8.x は最新バージョン 8.1.0.401 で修正されていますが、 日本語版の Yahoo! メッセンジャー 7.x は修正版がまだありません。 一旦アンインストールするのが最も安全です。 修正版が登場し次第、このページでお知らせします。
Sun Java JDK / SDK / JRE に欠陥が発見されました。
欠陥があるのは以下のバージョンです。
修正されているのは以下のバージョンです。 上記バージョンを利用している場合は、修正版をインストール後、 上記の欠陥のあるバージョンを個別にアンインストールしてください。
ダウンロードは以下のページから:
SDK / JRE 1.4.x については 1.4.2_15 で修正される予定ですが、公開が保留されています。