セキュリティホール memo - 2023.08

Last modified: Fri Oct 20 14:42:13 2023 +0900 (JST)


 このページの情報を利用される前に、注意書きをお読みください。


2023.08.31

Python 3.11.5, 3.10.13, 3.9.18, and 3.8.18 is now available
(Python Insider, 2023.08.24)

 Python 3.11.5 / 3.10.13 / 3.9.18 / 3.8.18 公開。 セキュリティ修正が含まれる CVE-2023-41105 CVE-2023-40217

 iida さん情報ありがとうございます。


2023.08.29

いろいろ (2023.08.29)
(various)

Apache Tomcat

Knot Resolver


2023.08.28

追記

IntelのCPUに新たな脆弱性、Downfall。第6世代Skylakeから第11世代Rocket Lakeまで影響。情報漏えいの恐れ (2023.08.19)

Chrome Stable Channel Update for Desktop
(Google, 2023.08.22)

 Chrome 116.0.5845.110 (Mac / Linux) および Chrome 116.0.5845.110/.111 (Windows) 公開。 5 件のセキュリティ修正を含む。

いろいろ (2023.08.28)
(various)

ESET Smart Security Premium / Internet Security / NOD32


2023.08.25

追記

Firefox 116.0 / ESR 115.1.0 / ESR 102.14.0、Thunderbird 102.14.0 / 115.1.0 公開 (2023.08.03)

 Firefox 116.0.3、Thunderbird 115.1.1 が出ています。 Thunderbird 115 はひきつづき 102 からの更新はできない。


2023.08.24

いろいろ (2023.08.24)
(various)

PostgreSQL

Tencent Sogou Chinese Keyboard

PaperCut NG/MF

  • PaperCut NG/MF Security Bulletin (July 2023) (PaperCut, 2023.07.25)

  • CVE-2023-39143: PaperCut Path Traversal/File Upload RCE Vulnerability (horizon3.ai, 2023.08.04)。PaperCut NG/MF 22.1.3 で修正されているそうで。

    CVE-2023-39143 enables unauthenticated attackers to potentially read, delete, and upload arbitrary files to the PaperCut MF/NG application server, resulting in remote code execution in certain configurations. (中略) PaperCut has been on the radar of threat actors. Threat actors launched campaigns earlier this year targeting PaperCut servers vulnerable to CVE-2023-27350, a previously disclosed unauthenticated remote code execution vulnerability. Compared to CVE-2023-27350, CVE-2023-39143 also does not require attackers to have any prior privileges to exploit, and no user interaction is required. In contrast to CVE-2023-27350, CVE-2023-39143 is more complex to exploit, involving multiple issues that must be chained together to compromise a server. It is not a “one-shot” RCE vulnerability.

Juniper JunOS

Atlassian Confluence Data Center & Server


2023.08.22

いろいろ (2023.08.22)
(various)

ClamAV

TP-Link Archer A10 / AX10 / AX11000 / AX50 / AX6000 / C1200 / C20 / C3150 / C5 / C50 / C5400 / C55 / C7 / C9, Deco M4, TL-WR802N, TL-WR841N, TL-WR902AC, TL-WR940N


2023.08.21

Chrome Stable Channel Update for Desktop
(Google, 2023.08.15)

 Chrome 116.0.5845.96 (Mac / Linux) および 116.0.5845.96/.97 (Windows) が stable に。26 件のセキュリティ修正を含む。

いろいろ (2023.08.21)
(various)

WinRAR

AMD Ryzen Master / Ryzen Master Monitoring SDK

Android


2023.08.19

IntelのCPUに新たな脆弱性、Downfall。第6世代Skylakeから第11世代Rocket Lakeまで影響。情報漏えいの恐れ
(ニッチなPCゲーマーの環境構築Z, 2023.08.09)

 Downfall は Intel の第6〜第11世代 CPU に影響する欠陥だそうです。 第12世代、第13世代 CPU には影響なし。

 Intel が緩和策を用意している。副作用としてのパフォーマンス低下についてはこのように記載されている:

When the mitigation is enabled, there is additional latency before results of the gather load can be consumed. Although the performance impact to most workloads is minimal, specific workloads may show performance impacts of up to 50%. Depending on their threat model, customers can decide to opt-out of the mitigation.

 極小から50%まで。幅がありすぎる。

 関連:

2023.08.28 追記:

 Intel CPUから機密情報が漏洩する「Downfall」脆弱性、Microsoftが軽減策・解除方法を案内  GDS軽減策は既定で有効 (窓の杜, 2023.08.24)

2023.09.07 追記:

 Intel CPUの脆弱性『Downfall』の緩和策をWindows上で無効化できなくなる。パフォーマンス低下を防げなくなる (ニッチなPCゲーマーの環境構築Z, 2023.09.06)

なお、Windows環境でDownfallの緩和策を有効にするには、マザーボードのBIOS/UEFIのアップデートが必要になります。Downfallを緩和するマイクロコードを含んだBIOSへとアップデートをすることで緩和策が有効になります。言い換えるなら、BIOSアップデートをしなければ緩和策は有効にならずパフォーマンス低下もありません。

2023.08.10


2023.08.09

「Acrobat」「Acrobat Reader」で30件の修正 ~Adobeがセキュリティ情報を公開
(窓の杜, 2023.08.09)

 Adobe Acrobat and Reader / Commerce / Dimension / XMP Toolkit SDK のセキュリティ情報が公開されてます。優先度はいずれも 3。

2023 年 8 月のセキュリティ更新プログラム (月例)
(Microsoft, 2023.08.08)

 2023.08 patch 出ました。 CVE 番号が太字なのは critical (最大深刻度: 緊急) 扱い。

 0-day はこちら:

 Teams が 2 件あるんだけど、どのバージョンで修正されているんだか、さっぱりわからないなあ。

 関連:

追記

2023 年 7 月のセキュリティ更新プログラム (月例) (2023.07.12)


2023.08.08

追記

Firefox 116.0 / ESR 115.1.0 / ESR 102.14.0、Thunderbird 102.14.0 / 115.1.0 公開 (2023.08.03)

 Firefox 116.0.1, 116.0.2 が出ています。 セキュリティ修正は含まれませんが、セキュリティ関連ソフトとの相性の修正が含まれてます。

いろいろ (2023.06.20) Barracuda Email Security Gateway Appliance

 2023.08.04 に NISC と気象庁から何か出てるのですが、これが Barracuda ESG Appliance の件だとのもっぱらの噂。


2023.08.04


2023.08.03

いろいろ (2023.08.03)
(various)

AMD Zen 2 プロセッサー

Ivanti Endpoint Manager Mobile

WinRAR

WebKitGTK / WPE WebKit

FreeBSD

Chrome Stable Channel Update for Desktop
(Google, 2023.08.02)

 Chrome 115.0.5790.170 (Mac / Linux) および Chrome 115.0.5790.170/.171 (Windows) 公開。 17 件のセキュリティ修正を含む。

 $23000 なんてのがあるよ CVE-2023-4068。Jerry 氏は $20000 の CVE-2023-4070 も報告している。

Firefox 116.0 / ESR 115.1.0 / ESR 102.14.0、Thunderbird 102.14.0 / 115.1.0 公開
(Mozilla, 2023.08.01)

 出てました。

2023.08.08 追記:

 Firefox 116.0.1, 116.0.2 が出ています。 セキュリティ修正は含まれませんが、セキュリティ関連ソフトとの相性の修正が含まれてます。

2023.08.25 追記:

 Firefox 116.0.3、Thunderbird 115.1.1 が出ています。 Thunderbird 115 はひきつづき 102 からの更新はできない。


2023.08.02

Proselfの認証バイパスおよびリモートコード実行の脆弱性に関する注意喚起
(JPCERT/CC, 2023.08.01)

 オンラインストレージソフト Proself に 0-day な欠陥があり、 無認証かつ管理者権限で RCE 可能な模様。 CVE 番号は示されていない。

 回避方法として、webapps/proself/WEB-INF/xml/process/external/admin/{downloadhistory,setclustermyid}.xml を削除するか、あるいは Proself とは関係のない場所に移動することが示されている。

なお、「downloadhistory.xml」 は過去のバージョンで使用していたファイルでして現在は使用しておらず、「setclustermyid.xml」 はクラスタリング設定に使用するファイルでして、構築時には使用するものの運用時には使用しませんため、移動または削除によるProselfへの動作影響はございません。

 Proself 5.62 で修正されている。既にサポートが終了している Proself 4.x / 3.x にも同様の欠陥があるが、修正予定はない。 4.x については延長サポート契約者にのみ「個別に対応方法をご案内」とされている。 上記回避方法とは内容が異なるということか?

OpenSSL 3.1.2 / 3.0.10 / 1.1.1v 公開
(OpenSSL, 2023.08.01)

 OpenSSL 3.1.2 / 3.0.10 / 1.1.1v 公開されました。セキュリティ修正を含みます。

 iida さん情報ありがとうございます。

キヤノン製インクジェットプリンタにWi-Fi設定が初期化されない脆弱性
(PC Watch, 2023.08.02)

 キヤノンの特定のインクジェットプリンター (家庭用 / ビジネス用 / 大判) において、初期化処理を実施しても Wi-Fi 接続情報が消えずに残ってしまう欠陥があるそうで。 Wi-Fi 接続情報漏洩につながる恐れがあると。

 回避方法としては、「すべてリセット」の機能がある機種については:

  1. 「すべてリセット」を実施 (本体設定 → 設定リセット → すべてリセット)
  2. 無線 LAN を有効化
  3. もういちど「すべてリセット」を実施

 そうでない場合は:

  1. 「LAN 設定リセット」を実施 (LAN 設定 → LAN 設定リセット)
  2. 無線 LAN を有効化
  3. もういちど「LAN 設定リセット」を実施

 対象機器リスト を見る限りでは、「LAN 設定リセット」が該当するのは大判プリンターのみのようだ。

追記

2022 年 8 月のセキュリティ更新プログラム (月例) (2022.08.10)

 「KB5012170」が原因で「BitLocker」の回復キーが必要になる問題は解決 (窓の杜, 2023.08.01)。Microsoft 2023.03 patch で対応済だったそうで。

Citrix ADCおよびCitrix Gatewayの脆弱性(CVE-2023-3519)に関する注意喚起 (2023.07.19)


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