▼ 2016/05/11(水) Flash Player 21.0.0.226 以前に重大なセキュリティ欠陥
【マルチOS】
Flash Player 21.0.0.226 以前に重大なセキュリティ欠陥が発見されました。既にマルウェア(ウイルス)に悪用されています。現時点では Windows 8.1 / 10 内蔵版の Flash Player にだけ、更新プログラムが用意されています。
- APSA16-02 - Security Advisory for Adobe Flash Player (Adobe)
- MS16-064 - 緊急: Adobe Flash Player のセキュリティ更新プログラム (3157993) (Microsoft)
他のプラットホーム用の修正版 Flash Player は米国時間で2016年5月12日(日本時間だと5月13日)に公開される予定です。それまでは、回避方法の実施を推奨します。
Adobe は回避方法を明示していませんが、次の方法があります。
- Web ブラウザにおいて Flash Player を無効に設定する。以下を参照してください:
- Flash Player をアンインストールする。ただし Chrome のような、Flash Player を内蔵している Web ブラウザでは、この方法は取れません。
関連キーワード: Flash Player
2016.05.12 追記
Chrome 50.0.2661.102 が公開されました。内蔵 Flash Player も 21.0.0.242 に更新されており、本件の欠陥が修正されていると考えられます。Flash Player を必要とするサイトにアクセスする際は、Chrome を更新した上で利用することを推奨します。
2016.05.17 追記
Flash Player 21.0.0.242 等が公開されました。Windows 8.1 / 10 内蔵版の Flash Player についても 21.0.0.242 に更新されています(5月11日に公開されたのは 21.0.0.241)。
- TB-URL(確認後に公開) http://133.83.35.83/blog/vuln/0893/tb/