Last modified: Wed Jan 26 16:07:19 2011 +0900 (JST)
PuTTY では、ホストに接続する際の設定内容を「セッション」として保存できます。 例として、仮想端末として使うで入力した内容をセッションとして保存してみましょう。
ホスト名に「rins.st.ryukoku.ac.jp」を入力した後で、セッション一覧の入力欄に、適当なセッション名を入力します。この例では「rins.st」と入力しています。
[保存] をクリックします。すると、セッションが保存されます。
セッションをカスタマイズするには、次のようにします。
以下に例を示します。
カスタマイズ対象のセッションをクリックして選択し、[読込] をクリックして読み込みます。
読み込むと、内容が反映されるのがわかります。
変更したいカテゴリをクリックし、変更を反映させます。ここでは例として、[接続] カテゴリの [Keepalive の間隔] を 180 に変更しています。
[セクション] カテゴリに戻り、[保存] をクリックして変更を反映させます。 以前とは異なる名前にすると、異なるセッションとして保存できます。
ヴィジブルベル (見えるベル、音が鳴るのではなく、画面がフラッシュする) を設定するには、[端末]→[ベル] カテゴリーの「ビジュアルベル」をチェックします。
端末ウィンドウの大きさは [ウィンドウ] カテゴリーの「行」「列」で設定します。 標準では 80x24 になっています。
スクロールバッファサイズは [ウィンドウ] カテゴリーの「スクロールバッファの行数」で設定します。標準では 200 行です。
[ウィンドウ]→[外観] カテゴリーの「端末ウィンドウで使われるフォント」で設定します。デフォルトでは Terminal, 10 ポイントです。
[ウィンドウ]→[変換] カテゴリーの「文字コードの設定」で設定します。標準では EUC-JP (日本語 EUC) です。シフト JIS なら「Shift_JIS」、いわゆる JIS コードであれば「ISO-2022-JP」、UNICODE であれば「UTF-8」とします。MS_Kanji は Shift_JIS と同じです。「UTF-8 (CJK)」は、日本語・韓国語・中国語の文字幅に対応した UTF-8 です。
「UTF-8/Auto-Detect Japanese」というものがあります。これは「日本語漢字コードを自動判定するが、判定アルゴリズムにおいては UTF-8 を優先する」という意味です。日本では歴史的な理由から、いろいろな漢字コードが使われていますが、それぞれの漢字コードの領域が重なっているため、完全な自動判定ができません。そのため、何を優先するかを指定しているわけです。「EUC-JP/Auto-Detect Japanese」「MS_Kanji/Auto-Detect Japanese」「Shift_JIS/Auto-Detect Japanese」も同様です。
デフォルトでは黒字に白文字です。変更するには、[ウィンドウ]→[色] カテゴリーの「PuTTY が表示する色の設定」で設定します。「通常の文字」などの対象をクリックし、[変更] をクリックすると、「色の設定」ウィンドウが表示されますので、好きな色を設定します。
プロバイダーやダイアルアップルータによっては、一定時間入力がないと自動的に接続を切断してしまう場合があります。そのような場合には、[接続] カテゴリーの 「セッションをアクティブに保つための null パケットの送信」で、null パケットを自動送信する時間間隔 (単位: 秒) を設定しましょう。デフォルトは 0 (null パケットは送信しない) です。次の例では 180 秒 = 3 分おきに null パケットを送信します。
[接続]→[データ] カテゴリーの「自動ログインのユーザ名」を設定します。
公開鍵暗号を利用した認証 (公開鍵認証) を使うを参照してください。パスワードの入力は 1 回だけで済むようにできます。
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