Last modified: Wed Jan 26 17:17:34 2011 +0900 (JST)
スタートメニューから [すべてのプログラム] → [PuTTY] → [PuTTYgen] を起動します。 「PuTTY 鍵生成」ウィンドウが開きます。
[生成] をクリックします。
[生成] をクリックすると公開鍵の生成が開始されます。 PuTTYgen は、公開鍵の生成に必要な乱数を生成するために、 ユーザによるマウスの動きを利用します。そのため、鍵エリアの空欄内で、マウスカーソルをてきとうに動かしつづけてください。
公開鍵が生成されると、このような画面になります。
この公開鍵に対するパスフレーズを入力します。 パスフレーズは 12〜20 文字程度の長さにするのがよいでしょう。 また、好みに応じて、鍵のコメント欄も変更しておきます。
入力し終ったら、[公開鍵の保存] をクリックして公開鍵を、 [秘密鍵の保存] をクリックして秘密鍵を、ファイルとして保存しておきます。 たとえば、C:\Users\username\AppData\Local\PuTTY フォルダを作成し、そこに id_rsa.pub と id_rsa.ppk として保存しておきます。
また、「OpenSSH の authorized_keys ファイルにペーストするための公開鍵」 欄の値をマウスで選択し、Ctrl+C でクリップボードにコピーし、メモ帳などを利用してテキストファイルを作成して Ctrl+V でペーストし、保存しておきます。たとえば、C:\Users\username\AppData\Local\PuTTY フォルダに id_rsa.txt として保存しておきます。
スタートアップフォルダ (例: C:\Users\username\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup) に pageant (C:\Program Files\PuTTY\pageant.exe) のショートカットを作成します。たとえば、エクスプローラでスタートアップフォルダを指定し、右クリックして [新規作成] → [ショートカット] で作成できます。
ショートカットを作成すると、こんなアイコンが表示されます。
pageant のショートカットのプロパティを変更します。 ショートカットアイコンを右クリックし、[プロパティ(R)] を選択します。
プロパティの「リンク先」に、さきほど作成した秘密鍵ファイル (id_pub.ppk) のフルパス名を追記します。
修正前: "C:\Program Files\PuTTY\pageant.exe" 修正後 (例): "C:\Program Files\PuTTY\pageant.exe" "C:\Users\username\AppData\Local\PuTTY\id_rsa.ppk"
環境変数を利用して、たとえば "C:\Program Files\PuTTY\pageant.exe" "%LOCALAPPDATA%\PuTTY\id_rsa.ppk" と設定することも可能です。
きちんと設定できていることを確認するため、pageant のショートカットをダブルクリックしてみましょう。pageant が起動し、パスフレーズを入力するためのウィンドウが表示されます。
パスフレーズを入力し [OK] をクリックすると、pageant はタスクトレイに常駐します。
作成した公開鍵をホスト側に登録します。理工学部では OpenSSH を利用していますので、さきほど保存しておいた、「OpenSSH の authorized_keys ファイルにペーストするための公開鍵」欄の値 (id_rsa.txt) を、ログインしたいホストの ~/.ssh/authorized_keys ファイルに書き込みます。 このとき、~/.ssh ディレクトリは自分自身にしか読み書き実行できない ようにしておきます。
% chmod go-rwx ~/.ssh
最後に、ユーザ名の入力を行わずに済むように、PuTTY の設定をカスタマイズし、保存しておきます。
ふつうに接続してみてください。公開鍵を登録したホストであれば、自動的に接続されるはずです。
pageant をスタートアップに登録しましたので、Windows へのログオン時に pageant が起動します。この時点でパスフレーズを一度だけ入力することになります。 以後は、公開鍵を登録したホストには自動的に接続できるようになります。
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