セキュリティホール memo - 2009.02

Last modified: Thu Mar 31 12:14:55 2011 +0900 (JST)


 このページの情報を利用される前に、注意書きをお読みください。


2009.02.27

いろいろ (2009.02.27)
(various)

2009.03.05 追記:

 RoboHelp 話日本語版: APSB09-02: RoboHelpおよびRoboHelp Serverのクロスサイトスクリプティング問題に対処するためのアップデート公開 (Adobe)

2009.04.09 追記:

 JVNVU#435052: 透過型プロキシサーバが HTTP の Host ヘッダに依存して接続を行う問題 (JVN, 2009.02.24) の件、BlueCoat の Proxy SG も該当。 Advisory が出た: ProxySG in transparent deployments intercepting HTTP/HTTPS traffic (bluecoat, 2009.04.02)

2009.04.13 追記:

 JVNVU#435052: 透過型プロキシサーバが HTTP の Host ヘッダに依存して接続を行う問題 (JVN, 2009.02.24) の件、IIJ の SEIL シリーズも該当。 詳細は、透過型HTTPプロキシサーバにおけるハンドオフ機能の脆弱性 (SEIL.jp, 2009.04.09) を参照。

追記

いろいろ (2009.02.13)

 Winamp 5.541 以前の件 CVE-2009-0263 ですが、Winamp 5.55 で修正された模様です (リリースノート)。フロートさん情報ありがとうございます。

Winamp 5.55
(中略)
* Fixed: [libsndfile] AIFF buffer overflow vulnerabilty (thanks milw0rm/secunia)

2009.02.26

追記

Adobe Reader/Acrobatに新たな脆弱性、Adobeがアドバイザリを公開

 JavaScript を無効にしても、完全には防げないようですよ奥さん!

Microsoft Excel に 0-day 欠陥か

 関連:

知財、メディア&アートの法務 第1回 「全世界を巻き込む、Googleクラスアクション和解案の衝撃」
(骨董通り法律事務所, 2009.02.10)

 我々は Google。お前たちを同化する。お前たちの生物的特性と科学技術は我々と同化する。抵抗は無意味だ。 (We are the Google. You will be assimilated. Your biological and technological distinctiveness will be added to our own. Resistance is futile.)

米国の権利者への大きな配慮として、刊行中・市販中の書籍は当然にはこの「表示使用」に含まれず、権利者の通知で追加できるとされている。(中略) 問題はこの「刊行中・市販中」の意味で、米国内で通常の流通経路で販売されているかが基準となり、一次的にはGoogleがそれを判断する。本稿執筆時点では日本の書籍はかなりの有名作品でも「絶版」とみなされているようであり、これらの書籍はデフォルトで「表示使用」に含まれる。

 君の教科書も Google 化!

各権利者の和解脱退や和解条件への異議の期限は5月5日「こどもの日」。関係者に残された時間はあと3か月である。

 ♪タイムリミットは近〜い〜。関連:

APSB09-01 - Flash Player update available to address security vulnerabilities
(Adobe, 2009.02.24)

 Flash Player 10.0.12.36 以前に 5 つの欠陥。

 Flash Player 10.0.22.87 / 9.0.159.0 および AIR 1.5.1 で修正されている。 Flash CS4 Professional については専用の Flash Player が存在するので注意。また Flash CS3 Professional と Flex 3 には Debug 版の Flash Player を適用する。 入手先については Advisory を参照。

 なお、Flash Player の古い版がインストールされている状態で最新版をインストールすると、旧版 (10.0.12.36 以前) がそのまま残ってしまうことがある。これを防ぐには、あらかじめアンインストールしておき、その後最新版をインストールする。 アンインストール手順については How to uninstall the Adobe Flash Player plug-in and ActiveX control (Adobe) を参照。Windows な人には Flash Player のアンインストール手順(Windows) の方がいいか。

 関連:

2009.03.05 追記:

 日本語版: APSB09-01: Flash Playerのセキュリティ脆弱性に対処するためのアップデート公開 (Adobe)


2009.02.25

追記

JVNTA09-020A: Microsoft Windows 自動実行機能の無効化における注意点

 マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (967940) Windows Autorun (自動実行) 用の更新プログラム (Microsoft, 2009.02.25)。 NoDriveTypeAutoRun が効かない不具合の修正プログラムが、ようやく Windows Update から提供されるようになりました。

Microsoft Excel に 0-day 欠陥か

 出ました:


2009.02.24

Microsoft Excel に 0-day 欠陥か
(various, 2009.02.24)

 Microsoft Excel に 0-day 欠陥が存在し、既に Mdropper の亜種で悪用されている模様。しかし、Excel のどのバージョンに 0-day 欠陥が存在するのかについては、アンチウイルスベンダーによって見解が分かれている。

 どちらも正しい可能性もある。

2009.02.25 追記:

 出ました:

2009.02.26 追記:

 関連:

2009.04.18 追記:

 MS09-009 - 緊急: Microsoft Office Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される (968557) (Microsoft) で修正されました。

ネットワークカメラ「SNC シリーズ」ソフトウェアセキュリティ脆弱性 対策プログラムご提供のお知らせ
(SONY, 2009.02.23)

 ソニーのネットワークカメラ SNC-RZ25N, SNC-P1, SNC-P5, SNC-CS10, SNC-CS11, SNC-DF40N, SNC-DF70N, SNC-RZ50N, SNC-CS50N, SNC-DF85N, SNC-DF80N, SNC-DF50N, SNC-RX570N, SNC-RX550N, SNC-RX530N に欠陥。ActiveX コントロールに buffer overflow する欠陥があり、攻略 Web ページによって任意のコードを実行できる。 JVN#16767117

 修正用ファームウェアが公開されている。

追記

MD5 considered harmful today: Creating a rogue CA certificate

 関連:


2009.02.23

追記

CPNI-957037: SSH 通信において一部データが漏えいする可能性

 OpenSSH 5.2 登場。暗号アルゴリズムとして AES CTR モードおよび改良版 arcfour256 モードが優先されるようになった。 また、CBC モードの暗号アルゴリズムについても、今回の攻撃に対する対抗策が追加された。

 Tera Term 4.61 正式版は 2008.12.16 に公開されていますね。

いろいろ (2009.02.23)
(various)


2009.02.22

追記

Microsoft 2009 年 2 月のセキュリティ情報

http://usa.kaspersky.com/support に SQL インジェクション欠陥、ハッカーの攻撃を受ける

 BitDefender, F-Secure, Symantec も。

Adobe Reader/Acrobatに新たな脆弱性、Adobeがアドバイザリを公開

 関連:

「インテルTXT」のセキュリティ機構に脆弱性、専門家が詳細を公表  実証コードも公開。解決には時間が必要との見方も
(ComputerWorld.jp, 2009.02.20)

 インテル TXT を破る方法が Black Hat DC Briefings 2009 で発表されたのだそうです。 (typo fixed: iida さん感謝)

 ルトコースカ氏とウォイツク氏によると、TXTの問題は、主にSMM(System Management Mode)メモリという重要なソフトウェア・コンポーネントの実装の不備に起因する。これにより、攻撃者がSMMメモリに任意のシェル・コードを挿入できてしまうという。両氏は、Xenにバックドアを仕掛けるシェル・コードを使用して概念実証コードを作成したとしている。
 設計上、TXTはソフトウェアのロード時にSMMメモリを検証しない。そのため、SMMメモリに潜むことにマルウェアが成功すれば、TXTによる信頼可能な起動プロセスで検出されることなく、起動されたソフトウェアに不正にアクセスすることが可能になるという。
(中略)
 ルトコースカ氏によると、SMMソフトウェアの脆弱性に対処するべく、Intelは自社BIOSソフトウェアのパッチを作成中だという。しかし、TXT の問題に対処するのはかなり厄介、というのが同氏の見方だ。SMM Transfer Monitorの開発が必要になるからである。これは、BIOSベンダーでもあるIntelだけでなく、OEM/BIOSベンダーも作成しなければならない特殊なハイパーバイザだ、と同氏は説明した。

 世の中厳しいですね。


2009.02.20

Adobe Reader/Acrobatに新たな脆弱性、Adobeがアドバイザリを公開
(Internet Watch, 2009.02.20)

 Adobe Reader/Acrobat 8.x / 9.x に 0-day 欠陥。既に攻略 PDF も出現している模様。patch はまだない。

 APSA09-01: Buffer overflow issue in versions 9.0 and earlier of Adobe Reader and Acrobat (adobe, 2009.02.19) によると:

 Adobe Reader/Acrobat で JavaScript を無効にすれば回避できる。

2009.02.22 追記:

 関連:

2009.02.24 追記:

2009.02.26 追記:

 JavaScript を無効にしても、完全には防げないようですよ奥さん!

2009.02.27 追記:

2009.03.12 追記:

 Adobe Reader 9 / Acrobat 9 の fix 出ました: APSB09-03: Security Updates available for Adobe Reader 9 and Acrobat 9。8 以前はまだ。

 関連:

2009.03.17 追記:

 関連: 公表から約1ヶ月、PDFウイルス「TROJ_PIDIEF.IN」の脅威レベル変化を追跡 (トレンドマイクロ セキュリティ blog, 2009.03.13)

追記

Microsoft 2009 年 2 月のセキュリティ情報

 MS09-002 の「初期化されていないメモリの破損の脆弱性 - CVE-2009-0075」の exploit が出たそうで。taka さん情報ありがとうございます。


2009.02.19

Rapid DNS Poisoning in djbdns
(Kevin Day, 2009.02.09)

 djbdns 1.0.5 の dnscache に欠陥。攻撃者が dnscache に対して query および偽の response を送付できる環境にある場合、これまで知られていたよりも高効率 (100 倍以上) で DNS cache 汚染を実行できる。定数 MAXUDP を既定値 (200) よりも増やして運用している場合には、この攻撃に対する危険性がさらに高くなる。 CVE-2008-4392

 発見者の Day 氏自身による patch が http://www.your.org/dnscache/ で公開されている。


2009.02.17

Apple 方面
(Apple, 2009.02.13)

追記

HEADS UP: telnetd exploit in the wild, advisory coming soon

 Advisory 出ました: FreeBSD Security Advisory FreeBSD-SA-09:05.telnetd。patch もあります。


2009.02.16

HEADS UP: telnetd exploit in the wild, advisory coming soon
(freebsd-securiy ML, 2009.02.16)

 FreeBSD 7.x / 8.x の telnetd に欠陥、remote から無認証で root 権限を奪取可能。ただし、攻略には既知パス名上に設置された攻略ファイルが必要。 任意のファイルの設置 (via FTP, NFS, WWW CGI, ....) を許すようなサイトで telnetd を有効にしている場合、とても危険。

 手元の FreeBSD 7.1 でも欠陥を確認できた。

 DragonFly BSD の telnetd にも同様の欠陥があり、この patch で修正されるが、その原因は全く異なるそうで、当該 patch を FreeBSD 7.x / 8.x の telnetd に適用しても欠陥は修正されないそうだ。

 FreeBSD 用の patch は現在開発中。

2009.02.17 追記:

 Advisory 出ました: FreeBSD Security Advisory FreeBSD-SA-09:05.telnetd。patch もあります。


2009.02.14


2009.02.13

いろいろ (2009.02.13)
(various)

2009.02.27 追記:

 Winamp 5.541 以前の件 CVE-2009-0263 ですが、Winamp 5.55 で修正された模様です (リリースノート)。フロートさん情報ありがとうございます。

Winamp 5.55
(中略)
* Fixed: [libsndfile] AIFF buffer overflow vulnerabilty (thanks milw0rm/secunia)

2009.03.07 追記:

 WinAmp <= 5.541 Skin Universal Buffer Overflow Exploit (milw0rm)

追記

SeagateのBarracuda 7200.11などにアクセス不能になる不具合

 Firmware Recommendations for Barracuda 7200.11, ES.2 SATA, and DiamondMax 22 Drives [207931] (Seagate)、日本語版のページができてました。


2009.02.12

JVN#29641290: Becky! Internet Mail におけるバッファオーバーフローの脆弱性
(JVN, 2009.02.12)

 Becky! Internet Mail Ver.2.48.02 以前に欠陥。 開封確認の処理に欠陥があり、攻略電子メールに対して開封確認処理を実行すると任意のコードが実行される。 CVE-2009-0569

 Becky! Internet Mail Ver.2 2.48.03 および 2.50.00 正式版で修正されている (2.50.00 RC 版は欠陥を含むので注意)。また、開封確認処理を許可しないことで回避できる。

 [FFRUA-20081230] 国産メーラー(B)における脆弱性 (フォティーンフォティ技術研究所, 2008.12.30) のことかなあ。

 関連: [becky-ml:25840] Becky! Internet Mail セキュリティ情報。アクセスパスワードについては http://www.rimarts.co.jp/becky-j.htm を参照。

追記

SeagateのBarracuda 7200.11などにアクセス不能になる不具合

いろいろ (2009.02.12)
(various)

Microsoft 2009 年 2 月のセキュリティ情報
(Microsoft, 2009.02.11)

 予告どおり 4 つ。

MS09-002 - 緊急: Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (961260)

 IE 7 のみに 2 つの欠陥。IE 5.01 / 6 にはこの欠陥はない。

  • 初期化されていないメモリの破損の脆弱性 - CVE-2009-0075

    IE 7 が削除されたオブジェクトにアクセスしようとするとメモリ破壊が発生。これにより、攻略 web ページに IE 7 でアクセスすると任意のコードを実行される。特に Windows XP / Vista 環境において重大な影響が発生する。 関連: ZDI-09-011: Microsoft Internet Explorer CFunctionPointer Memory Corruption Vulnerability

    Exploitability Index: 1 (安定した悪用コードの可能性)

  • CSS メモリ破損の脆弱性 - CVE-2009-0076

    IE 7 における CSS 処理に欠陥があり、特定の CSS スタイルを含む攻略 web ページに IE 7 でアクセスすると任意のコードを実行される。特に Windows XP / Vista 環境において重大な影響が発生する。 関連: ZDI-09-012: Microsoft Internet Explorer Malformed CSS Memory Corruption

    Exploitability Index: 1 (安定した悪用コードの可能性)

MS09-003 - 緊急: Microsoft Exchange の脆弱性により、リモートでコードが実行される (959239)

 Exchange に 2 件の欠陥。

  • メモリの破損の脆弱性 - CVE-2009-0098

    Exchange 2000 / 2003 / 2007 に欠陥。Transport Neutral Encapsulation Format (TNEF) 形式データの処理に欠陥があり、攻略 TNEF メッセージによって任意のコードを実行できる。プレビュー表示によっても攻略されるので注意。

    Exploitability Index: 2 (不安定な悪用コードの可能性)

  • リテラル処理の脆弱性 - CVE-2009-0099

    Exchange 2000 / 2003 に欠陥。 Exchange 2000 / 2003 は EMSMDB32 (Electronic Messaging System Microsoft Data Base、32 bit ビルド) プロバイダーを使用しているが、EMSMDB32 プロバイダーのコマンドの処理に欠陥があり、攻略 MAPI コマンドによって DoS 攻撃を受ける。 (サービスの応答が停止する)

    Exploitability Index: 2 (不安定な悪用コードの可能性)

MS09-004 - 重要: SQL Server の脆弱性により、リモートでコードが実行される (959420)

 SQL Server 2000、SQL Server 2005 (SP2 以前)、SQL Server 2005 Express Edition (SP2 以前)、 MSDE 2000、WMSDE、Windows Internal Database (WYukon) に欠陥。 Microsoft SQL Server sp_replwritetovarbin limited memory overwrite vulnerability の件。 CVE-2008-5416

 SQL Server 7、SQL Server 2005 SP3、SQL Server 2008 にはこの欠陥はない。

 Exploitability Index: 1 (安定した悪用コードの可能性)

MS09-005 - 重要: Microsoft Office Visio の脆弱性により、リモートでコードが実行される (957634)

 Visio 2002 / 2003 / 2007 に 3 つの欠陥。

  • メモリの検証の脆弱性 - CVE-2009-0095

    Visio オブジェクトデータの検証方法に欠陥があり、攻略ファイルによって任意のコードを実行できる。

    Exploitability Index: 2 (不安定な悪用コードの可能性)

  • メモリの破損の脆弱性 - CVE-2009-0096

    ドキュメントの解析においてメモリ破損が発生、攻略ファイルによって任意のコードを実行できる。

    Exploitability Index: 2 (不安定な悪用コードの可能性)

  • メモリの破損の脆弱性 - CVE-2009-0097

    ドキュメントの解析においてメモリ破損が発生、攻略ファイルによって任意のコードを実行できる。ただしこの欠陥は、Visio 2007 には影響しない。

    Exploitability Index: 2 (不安定な悪用コードの可能性)

 関連:

2009.02.20 追記:

 MS09-002 の「初期化されていないメモリの破損の脆弱性 - CVE-2009-0075」の exploit が出たそうで。taka さん情報ありがとうございます。

2009.02.22 追記:


2009.02.11


2009.02.10

いろいろ (2009.02.10)
(various)

[KB958909] Windows Vista にアンチウイルスソフトウェアをインストールすると、ログオンに時間がかかるようになり、Setupapi.app.log ファイルが巨大化する
(Microsoft, 2009.01.19)

 Windows Vista にアンチウイルスソフトウェアをインストールすると、ログオンに時間がかかるようになり、%SystemRoot%\Inf\Setupapi.app.log ファイルが巨大化 (5MB 以上) になることがあるそうで。 Windwos Server 2008 も該当みたい。

 原因は、Vista における Setupapi.app.log ファイルのロギングポリシー設定が most verbose setting (0x20000FFFF) になっているためだそうで。 この値の意味については Setting SetupAPI Logging Levels (MSDN) を参照。

 修正モジュールの紹介の他、レジストリ修正用の msi パッケージ、およびレジストリ修正方法が示されている。

トレンドマイクロ方面
(various)

http://usa.kaspersky.com/support に SQL インジェクション欠陥、ハッカーの攻撃を受ける
(various)

 ツールによる SQL インジェクション欠陥捜査にひっかかり、手動による攻撃を受けたものの、攻撃側の不手際もあり、センシティブ情報の漏洩には至らなかった模様。また改ざんなども行われていない模様。

2009.02.22 追記:

 BitDefender, F-Secure, Symantec も。

[sudo] Bug in supplemental group matching
(sudo.ws, 2009.02.05)

 sudo 1.9.6 系列に欠陥。sudoers で

bob ALL=(%users) ALL

と書いた場合、bob は「users グループに属するユーザとして」コマンドを実行する権限を取得できる。しかし実際には、任意のユーザとしてコマンドを実行できてしまっていた。CVE-2009-0034

 sudo 1.6.9p20 および 1.7.0 で修正されている。


2009.02.09

Microsoft、Windows 7βのUACのセキュリティ問題に対応
(ITmedia, 2009.02.06)

 この話:

 関連: MSがWindows 7 UAC問題に言及、ユーザーの意見をRC版で反映へ (マイコミジャーナル, 2009.02.08)。

だが重要なのは、こうした議論がユーザーとMicrosoftとの間できちんと行われたこと、またユーザーの意見に同社が耳を傾けて製品へと反映したことにある。

 製品の挙動が変更されるようなのは評価できるが、一連の流れは「きちんと行われた」結果なのか?


2009.02.08

PostgreSQL 2009-02-06 Update Releases Available Now
(PostgreSQL.org, 2009.02.06)

 PostgreSQL 8.3.6, 8.2.12, 8.1.16, 8.0.20, 7.4.24 登場。セキュリティ修正を含んでいるそうです。が、リリースノートを見ても、どれがセキュリティ関係なのかよくわからない……。

HPSBPI02398 SSRT080166 rev.1 - Certain HP LaserJet Printers, HP Color LaserJet Printers, and HP Digital Senders, Remote Unauthorized Access to Files
(HP, 2009.02.04)

 HP LaserJet printers, HP Color LaserJet printers, HP Digital Senders に remote から無認証で攻略される欠陥があり、更新版ファームウェアが提供されています。 CVE-2008-4419

マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知 - 2009 年 2 月
(Microsoft, 2009.02.06)

 緊急: IE, Exchange。重要: SQL Server, Visio。

※ 2009 年 2 月 11 日は日本では休日ですが、セキュリティ情報は米国カレンダーを基準にしているため、通常通り第 2 火曜日の翌日に公開する予定です。

 関連: 2009年2月のセキュリティリリース予定 (日本のセキュリティチーム, 2009.02.06)

いろいろ (2009.02.08)
(various)

追記

JVNTA09-020A: Microsoft Windows 自動実行機能の無効化における注意点


2009.02.05


2009.02.04

Firefox 3.0.6 リリースノート
(mozilla.jp, 2009.02.04)

 Firefox 3.0.6 登場。6 件のセキュリティ欠陥が修正されている。アイヴァーンさん情報ありがとうございます。

CORE-2008-1009 - VNC Multiple Integer Overflows
(Core Security Technologies, 2009.02.04)

 少なくとも UltraVNC 1.0.[25] / TightVnc 1.3.9 に欠陥。 integer overflow する欠陥が複数存在し、攻略 VNC サーバによって VNC クライアントが任意のコードを実行される。CVE-2009-0388。 Advisory には、ソースのどの部分が問題なのかも記載されている。

 UltraVNC 1.0.5.4 / TightVNC 1.3.10 で修正されている。

 RealVNC 4.0〜4.1.2 の VNC Viewer Vulnerability CVE-2008-4770 (realvnc.com, 2008.11.26) も同様の問題か?

2009.02.12 追記:

 PoC:

いろいろ (2009.02.04)
(various)


2009.02.03

いろいろ (2009.02.03)
(various)

VMSA-2009-0001: ESX patches address an issue loading corrupt virtual disks and update Service Console packages
(Vmware, 2009.01.30)

 VMware ESX 2.5 / 3.x / ESXi 3.5 に複数の欠陥。

CVE

概要

対象

CVE-2008-4914

壊れた delta disk によって ESX が crash する。

ESX 3.5, ESXi 3.5

CVE-2008-4309

Net-SNMP に DoS 攻撃を受ける欠陥。

ESX 3.0.[23] / 3.5, ESXi 3.5

CVE-2008-4226
CVE-2008-4225

libxml2 に integer overflow する欠陥と DoS 攻撃を受ける欠陥。

ESX 2.5.5 / 3.0.[23] / 3.5, ESXi 3.5

 ESX 3.x, ESXi 3.5 については patch があるので適用すればよい。 ESX 2.5.5 の patch はまだない。


2009.02.02

「Google Chrome」と「Firefox」にクリックジャッキングの危険をもたらす脆弱性
(日経 IT Pro, 2009.01.30)

 これの件:

 Firefox 3.0.5 にも影響するのだそうで。


2009.02.01


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